投稿日: 2019年10月23日 06:20 TEXT: 御堀直嗣 PHOTO: WEB CARTOP 安全性も走行性能もクルマは大幅に進化したのに50年前のまま! 日本の制限速度はなぜ見直されないのか (1/2ページ) Category 自動車コラムTags 一般道 制限速度 安全性 電動化 高速道路 画像はこちら 50年以上前に定められた速度制限が継続されている 日本の高速道路は、第二次世界大戦後の1950年代に計画されはじめ、63年に名神高速道路が一部完成した。続いて、68年に東名高速道路が一部で開通し、名神高速道路と接続された。 いまから50年以上前の話である。当時のクルマは、燃料を気化するためにキャブレターを使い、変速機は3~4速のマニュアルで、タイヤはバイアス構造だった。そのようなクルマで、時速100kmで走るのは精一杯であっただろう。運転者には、それなりの技量も求められた。 50年後の今日、燃料の供給は電子制御された噴射装置によって行われ、スイッチ一つでエンジンは始動する。変速機は自動となり、より多くの人が難なく運転できるようになった。タイヤもラジアル構造となり、安定した高速走行を約束し、軽自動車でさえ時速100kmで走ることに問題はない。 制限速度画像はこちら そのような現代において、なぜ、50年以上前の速度制限を継続しなければならないのだろうか。同じことは、高速道路に限らず一般道についてもいえることだ。 NEXT PAGE いまのクルマは制限速度以上で走れる安全性を備えている いまのクルマは制限速度以上で走れる安全性を備えている 一方で、クルマの安全という視点や電動化の視点から、ドイツのアウトバーンの速度無制限に対して、反するクルマづくりがはじまっている... 12> 画像をもっと見る編集部が選ぶ!あなたにおすすめの記事 道交法は現実的じゃないと感じる人多数! 渋滞や事故は「法の遵守」で本当に減るのか? しょせん軽……なんてバカにする時代は終わった! 新東名の120km/h区間を余裕で走れる軽自動車6選 なぜ隠れて取り締まる? 警察官が事前に交通違反を抑止しないワケ 新東名高速などの制限速度が一部120km/hまで引き上げ! 乗用車とトラックの速度差にキケンはないのか トラックの高速道路の最高速度を90km/hに引き上げ……ってホントに効果ある? 物流業界関係者からは疑問の声も噴出! 【PR】【2024年最新】車一括査定を利用するならどこがおすすめ?ランキング形式で紹介 御堀直嗣 MIHORI NAOTSUGUフリーランスライター/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員 愛車日産サクラ趣味乗馬、読書好きな有名人池波正太郎、山本周五郎、柳家小三治 御堀直嗣 の記事一覧
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