【オールド洗車マニア御用達のワックス!】ジャンル的に使われていたがじつは商品名の「ハンネリ」って何?

作業性がよく、キズ消しや汚れ落としにも効果を発揮する!

 洗車マニアの方ならご存じだろう。ひと口にワックスと言ってもいろいろと種類がある。固形ワックスはお馴染みだろうし、ほかにも液体ワックスもある。最近ではコーティング剤をワックスと呼ぶことも一般的だ。そのなかで、ハンネリというタイプをご存知だろうか?

 そもそも半分、なにを練っているのか? 全ネリというものがあるのかどうか? などなど疑問が出てくるが、製品の見た目はかなりクリーミー。固形はロウのように硬いのに対して、ハンネリはムースやマーガリンのよう。つまりかなり柔らかくて、塗り心地も滑らかでスッと伸びるのが特徴だ。だから、とても作業はしやすい。

 これは種別的には油性ながら水分が多いのが理由で、効能的にもワックス以外の成分も配合しやすいので、汚れ落としやキズ消し能力に優れているのが特徴だ。年配の方なら、ハンネリはクリーナーワックスと呼ばれていたのを覚えているかもしれないし、お手入れ好きでこだわる人は固形をかける前の下地作りとして使っていた人もいるかもしれない。もちろん欠点としては、固形に比べると持ち、つまり持続性はよくないことが挙げられる。

 そしてなぜハンネリかという点だが、名付けの親はあのソフト99。ソフト99コーポレーションの広報部によると、1969年に発売された「ソフト99ハンネリ」というのが日本で初めてハンネリの言葉を使用したとのこと。それがヒットしたことから、ジャンル名として各メーカーが使うようになって現在に至る。

 ハンネリという言葉については「すでに詳しい人間がいない」としながらも、「固形に対してソフトなので、そのイメージを表現して付けたのではないでしょうか」とのこと。

 じつは”ハンネリのルーツ”である「ソフト99ハンネリ」は今でも売られていて、実際に使うことができるのだ。パッケージのデザインもかなりレトロで、Soft99の書体は昭和な感じ全開。使ってみても、ソフトなので作業はかなり楽だし、カルナバロウのしっとりとした輝きや、ガラス系コーティングのクリアな感じとは違った、素朴な感じがいい。そしてなんといっても真骨頂である汚れ落とし能力は高くて、確かにクリーナー的にも使える。なんだかホッコリするワックスだけに、ハンネリの存在自体知らなかった方も、一度お試しあれ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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