服部茂章代表率いるHREはGRスープラでNASCAR参戦するも悪天候とマシントラブルに泣く (1/2ページ)

すでに勝利を挙げているGRスープラが続々参戦中!

 現地時間7月5日(金)、アメリカ・フロリダ州にあるデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでNASCAR XFINITY(エクスフィニティ)シリーズ第16戦「Coca-Cola Firecracker 250」が開催された。当日は朝から不安定な天候に翻弄され、予定より大幅に遅れてレースはスタートし、午前0時半にレースが終了するという大荒れのレースであった。優勝はシボレー・カマロの16号車を駆るロス・チャステイン選手であった。

 エクスフィニティ・シリーズは、CUPシリーズの「MONSTER ENERGY Series(モンスターエナジー・シリーズ)」、「2019NASCAR Gander OutdoorsTruck Series(トラック・シリーズ)」と並ぶNASCAR 3大カテゴリーのひとつ。車両はCUPシリーズ同様クーペスタイルのシルエットを持ち、V8エンジンを搭載したマシンで、フォード・マスタング、シボレー・カマロといった車両が参戦している。トヨタチームは昨年までトヨタ・カムリを使用していたが今シーズンからスープラにモデルチェンジ(モンスターエナジー・シリーズのほうは今シーズンもカムリを継続使用)して参戦となる。すでにトヨタ系の多くのチームがスープラで参戦をしているが、昨年トラック・シリーズを制したHREも今回これにスポット参戦を果たすこととなった。

 車両はもちろんGRスープラ(#61 AISIN GROUP TOYOTA SUPRA)を走らせる。ゼッケンはトラック・シリーズで使用している16が使用できなかったため、それをひっくり返した61。カラーリングはその車両明にもあるようにアイシン・グループの黒とブルーのカラーリングだ。服部茂章代表率いる「Hattori Racing Enterprises(HRE)」からトラック・シリーズにフル参戦しているオースティン・ヒル選手が、そのステアリングを握る。

 エクスフィニティ・シリーズは2月に、今回と同じデイトナ・インターナショナル・スピードウェイの開幕戦「NASCAR Racing Experience 300」からスタート。第2戦アトランタ「Rinnai 250(2月23日/アトランタ・モーター・スピードウェイ)」でクリストファー・ベル選手がスープラで初勝利。以後、第3戦ラスベガス「Boyd Gaming 300(3月2日/ラスベガス・モーター・スピードウェイ)」、第4戦フェニックス「iK9 Service Dog 200(3月9日/ISM・レースウェイ)」、第6戦テキサス「My Bariatric Solutions 300(3月30日/テキサス・モーター・スピードウェイ)」でカイル・ブッシュ選手が勝利。

 そして、第7戦ブリストル「Alsco 300(4月6日/ブリストル・モーター・スピードウェイ)」から、第10戦ドーバー「Allied Steel Buildings 200(5月4日/ドーバー・インターナショナル・スピードウェイ)」、第14戦アイオワ「CircuitCity.com 250(6月16日/アイオワ・スピードウェイ)」は、クリストファー・ベルが勝利し、15戦中7勝と快進撃を続けている。


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