多くのファンが涙に暮れた! いつしかFRからFFに変わってしまった国産車3選 (2/2ページ)

2)日産エルグランド

 キングオブミニバンとして高級ミニバン界の頂点に君臨していたエルグランド。2010年まで販売されていた2代目モデルは、全車にV6エンジンを搭載し、後輪を駆動するFRレイアウト(4WDもあり)だった。さすがにMTの設定はなかったが、マニュアルモード付5速ATとV6のフィーリング、そして素直なFRらしいハンドリングは、スポーツカーからの乗り換え組にも歓迎されていた。

 しかし、2010年に登場した3代目は打って変わってFFとなってしまった。FFになったことでフロアを低くでき、全高を抑えながらも先代以上の室内空間を実現していたのだが、威風堂々としたルックスが好みだったユーザーからは共感が得られず、トヨタ・アルファード/ヴェルファイアに大きく水を開けられる結果となってしまった。

3)三菱ランサー

 ランサーといえばランサーエボリューション、ランサーエボリューションと言えばラリーというくらいイメージが固まっているといっても過言ではないが、当然ランエボ登場以前のランサーもラリーに参戦し活躍を見せていた。

 そんなランエボ以前のランサーで印象的なのはやはり2世代目ランサー(ランサーEX)に設定されたランサーターボ(通称ランタボ)だろう。とくにインタークーラー付きとなったモデルでは1.8リッターながら160馬力を発生する当時としてはかなりのじゃじゃ馬だった。

 しかし、82年に登場した前輪駆動方式のランサーであるランサーフィオーレに吸収され、後輪駆動のランサーはこの代で終焉を迎えることとなった。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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