青春を取り戻せ! わずか100万円で手に入る昭和の人気スポーツモデル4選+α (2/2ページ)

FFライトウエイトスポーツの雄もターゲット

3)ホンダ・バラードスポーツCR-X

 シビックの兄弟車として1983年に登場した初代CR-X。コンポーネンツはシビックと同じだが、ホイールベースはシビックよりも250㎜も短く、ショートホイールベースの元祖本格FFスポーツといえる存在。

 マイナーチェンジで、ホンダとしては15年ぶりに復活させたDOHCエンジン=ZCを搭載(135馬力)。車重が890㎏しかなかったので、ワインディングでは大排気量車もカモれるほどの無敵の存在で、ジムカーナでも大活躍。中古車相場は、100万円前後だが、ホンダなので補修パーツの入手には苦労する!?

4)日産シルビア(S13)

 昭和の最後、1988年に登場したS13シルビア。武骨なデザインが多かった日産車の中で、突如現れたイタリアンチックなスタイリングで、「アート フォース シルビア」というキャッチコピーがしっくりきた。

 AE86の生産終了後、FRの貴重なライトウエイトスポーツで、しかもターボ付き!! 価格も手ごろで、AE86やシビックなどから乗り換えた人も多かった。デートカーとしても人気のあった一台。

 中古車の平均価格は90万円前後だが、チューニングやカスタマイズされたクルマも多く、程度がいいのを見つけるのは根気がいる。

 昭和の日産車というと、R30&R31スカイライン、あるいはフェアレディZ31などもあるが、いずれも中古車相場は130万円以上が平均で、予算オーバー……。

5)番外編 三菱パジェロ(初代)

 スポーツカーではないが、今年で生産中止になってしまった三菱のパジェロ(初代)も、昭和のヒットモデル。ジープをノックダウン生産していた三菱の作ったクロスカントリー4WDとして注目され、しかもジープと違って乗用車並みの快適装備を誇っていた点が大きい。

 パリ・ダカールラリーで大活躍してイメージアップし、アウトドアブーム、そしてスキーブームに乗って、のちのRVブームのけん引役になっていった。中古車相場は、75万円前後といったところだ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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