人気のBMW X5がエコなPHEVと走りを追求した高性能車という個性の異なる2モデルを追加

最長80kmまでEV走行することが可能

 ビー・エム・ダブリューは、ラグジュアリーSUVの代表格であるX5に、プラグインハイブリッドモデル「BMW X5 xDrive45e」と、V8エンジンを搭載した高性能モデル「BMW X5 M50i」の2モデルを追加した。メーカー希望小売価格(税込み)は、1028万円(xDrive45e)、1118万円(xDrive45e M Sport)、1354万円(M50i)。

 現行モデルで第4世代となるX5は、4輪アダプティブエアサスペンションをXモデルとして初めてオプション設定するなど、オフロード性能と機能性を磨き上げている。また、ハンズオフアシスト機能をはじめとした最新の運転支援システムを全車標準装備し、機能面も進化している。

 今回追加となったプラグインハイブリッドのxDrive45eは、4輪アダプティブエアサスペンションを標準装備。路面状況や荷重に応じて上下40mmの車高調整が可能となり、安定感ある走りと快適性を両立した。

 パワートレインは直6エンジンを搭載し、先代の26Ahから68Ahまで増加した最新バッテリーを組み合わせる。総電力量は24kWhを実現し、1充電でのEV走行距離は49.2km増しの約80kmとなっている。システムトータル最高出力は394馬力を誇る。

 また、好みに応じてスポーツ/ハイブリッド/エレクトリック/アダプティブのドライビングモードが選択可能となっており、エレクトリックモードでは最高速度140km/hまでエンジンを始動させずEV走行することができる。加えてバッテリーの充電を行いたいときは、センターコンソールに設置されたバッテリーコントロールスイッチを操作することで、規定の充電量に達するまでエンジンのみでの走行も可能だ。

 もう1台の高性能モデル「M50i」は、最高出力530馬力、最大トルク750N・mを発揮するV8ツインターボエンジンを搭載。0-100km/h加速は4.3秒を実現し、現行X5としては高い走行性能を披露する。大パワーを確実に路面へ伝えるため、4輪駆動システムxDriveを搭載。さらに、Mディファレンシャルやエアサスペンション(オプション)によって、舗装路はもちろん、悪路でも安定したコントロールとスポーティな走りを楽しむことが可能となっている。

 エクステリアデザインは、Mパフォーマンスモデル専用色となるセリウムグレーのキドニーグリルやエアインテーク、エアブリーザーやミラーキャップを採用。高性能モデルであることをアピールする。


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