FF・FR・4WDなど駆動方式によって「運転の仕方」を変える必要はある? (1/2ページ)

基本的にはドライビングを変えずに運転して良い

 FF、FR、4WD、そしてMRとRR。クルマの駆動方式は基本的にこの5種類。それぞれ得手不得手があって、目的によって使い分けられているわけだが、公道にて制限速度内で走っているようなときは、駆動方式によってドライビングを変える必要は基本的にない。

 さすがに、エンジンが運転席より前にある、FF、FR、4WDと、エンジンが運転席より後ろにあるMR、RRとでは、特性の違いは小さくはないが、タイヤからスキール音が出るほど攻めない限りは、特別なドライビングは不要で、どのクルマも同じように運転すればOKだ。例外があるとすれば、雪道など滑りやすい路面。

 雪道では、4WDが圧倒的に強く、きちんとしたスタッドレスタイヤさえ履いていれば、発進や上り坂でもそれほど気を遣う必要がなく、比較的普通に走れる。

 またFFも駆動輪の上に重たいエンジンが載っているので、雪道は強い。直進安定性もいいが、コーナーでアクセルを強めに踏むとアンダーステアが出やすい。反対にリヤの荷重が少ないぶん、ブレーキでリヤが不安定になる傾向があるが、FFのリヤのスライドは、アクセルオンで収束できる。

 FRは静止状態での駆動輪への荷重が少ないので、滑りやすい路面では発進時に繊細なアクセルワークが必要。コーナーリング中も、アクセルオンで、アンダーステアも出るし、オーバーステアも出るので、丁寧なアクセルワークと、カウンターステアも必須!?


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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