【ケチった結果が大惨事に!】クルマの消耗品を交換しないと何が起こるか「10のポイント」別に解説 (2/2ページ)

一度不具合が出てしまうと直らない箇所も!

5)プラグ

 今や新型車だと20万kmまで無交換で、点検すら不要なので実質メンテナンスフリーなのだが、一般的には交換しないと電極がどんどんと減って、点火力ががた落ち。エンジンがかからなくなる前に、エンジンの振動が大きくなったり、加速や燃費が悪くなる。

6)ATFやCVTフルード

 最近は5~10万km毎を指定することが多いが、それでも長いような気はする。交換しないと振動が大きくなって、ぎくしゃく感が増大。さらに滑りや異音も出るなど不具合が起こることもある。一度不具合が出てしまうとフルードを交換しても直らないのであしからずだ。

7)ブレーキフルード

 こちらはペダルの踏力を各車輪のシリンダーに伝えて、ブレーキを利かせるのが役割。しかも吸湿性があるので定期交換が必須だ。交換しないと内部のピストンが錆びて固着して、ブレーキが効かなくなる。通常はまず片利きになることが多い。

8)ブレーキパッド&シュー

 これは簡単で、摩擦材がなくなると制動力が発揮できずに止まれなくなる。キーキーと音が出て、ローターやドラムを傷めることにもなる。

9)タイヤ

 溝がなくなってツルツルになると、当然バーストする。バーストしなくても、ウエット性能がガタ落ちで、とにかく危ないことこの上なし。

10)ワイパー

 拭きムラが出る程度ならまだいいが、ゴムが千切れてくると拭き上げ不可能に。雨の日は危ないし、そもそも車検に通らない。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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