レーシーな400Rとラグジュアリーを極めた2台! 日産ブースは個性派スカイラインに注目【東京オートサロン2020】

市販化希望! クルマのコンセプトを際立たせるカスタマイズ

 日産自動車は、1月12日(日)まで千葉県・幕張メッセで開催中の東京オートサロン2020に出展した。注目は新型スカイラインをベースにした、2台のコンセプトモデルだ。

 1台は、レーシングカーのような装いの「スカイライン400Rスプリントコンセプト」。マットホワイトのボディカラーに、グリーンの差し色が印象的な組み合わせ。ベースとなっているのは専用チューニングを施した400R。GT-Rのボンネットに採用されているエアダクトや、専用カナードなどを追加して迫力あるフロントマスクに。

 リヤビューは大型ウイングを追加し、後続車へ自身の存在感をアピールするようなシルエットに仕立てられている。レーシングカーのようなダクト形状やディフューザーなど、インパクトは十分だ。

 インテリアは、専用表皮に張り替えたレカロシートを2脚装着。スポーティさと高級感を両立させた空間が広がっていた。残念ながら参考出品で市販化の予定はないそうだが、これをさらにブラッシュアップさせてニスモシリーズとして登場させればヒットしそうな予感の1台だ。

 もう1台は、「スカイライン デラックスアドバンスドコンセプト」だ。デラックスの名のとおり、高級感を追求した装いに仕立てられている。

 ブラウンとマットシルバーのボディカラーが上品だが、注目はリヤにスカイライン伝統のサーフィンラインをイメージしたシルエットを再現。Cピラーに描かれた「スカイラインデラックス」の書体も、初代モデルを連想させる、どこかレトロな雰囲気を持っている。

 インテリアはベージュとブラウンの2トーンを採用。高級家具のような装いで、ラグジュアリーな空間を演出する。まさに、大人のためのスカイラインと言えるだろう。こちらも参考出品となっており、市販化を期待したいモデルだ。

 そのほか、先日茨城県・筑波サーキットでタイムアタックし、59秒台を記録したGT-R NISMO 2020年モデルや、50周年を記念したGT-Rの特別仕様、イタルデザイン仕様のスペシャルなGT-Rといったスポーツモデルや、オーテックなどの上質感を追求したモデルを多数展示。会場限定グッズも販売され、終日賑わっていたのが印象的だった。


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