日産やホンダが「クラウン」や「カローラ」を生み出せないワケ (1/2ページ)

カローラとクラウンは販売力と商品力が段違い

 2019年度の登録車販売台数においてトヨタ・カローラが13年ぶりにトップとなったことがクルマ好きの間で話題となっている。オーナーの高齢化が進み、ある種のオワコンと思われていた名前が復活したといえるからだ。

 ところでカローラといえば、かつては日産サニーといったライバルが存在していたが、いまや国産のこのカテゴリーでは唯一の存在といえる。ホンダ・シビックがあるだろうという声も聞こえてくるが、2019年度の販売台数でいえばカローラ(シリーズ全体の合計)が11万4358台で、シビックは9116台。ライバルとはとてもいえない。

 同様に高級サルーンのカテゴリーにおいてはトヨタ・クラウンが圧倒的な存在感を示している。同カテゴリーのなかではクラウンのライバルとして日産フーガやホンダ・レジェンドというモデルを挙げることもできるが、販売台数からすると大差がついていて、こちらもライバルという感じではない。

 カローラとクラウン、なぜトヨタのモデルはカテゴリーの象徴的存在でいられるのだろうか。その理由は商品力と販売力という身も蓋もない結論になる。とくに高級サルーンのカテゴリーにおいては保有台数(既存ユーザー)の差が圧倒的なうえ、このカテゴリーでは保守的なユーザーマインドが強いことを考えると、商品力だけでは差を詰めることは難しい。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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