新型登場だけが理由じゃない! トヨタ・カローラが販売ランキングで突如1位に躍り出た謎 (1/2ページ)

2020年3月の販売ランキングで1位になった

 2020年3月の販売ランキングを見ると、カローラが小型/普通車の登録台数1位になった。2019年の10月〜12月も1位だから、2019年度(2019年4月から2020年3月)でも小型/普通車の販売首位であった。

 カローラはもともと国内のベストセラーカーといわれ、1969年から2001年までは、33年間連続して小型/普通車の販売1位を守った。1993年にワゴンRが登場して売れ行きを伸ばす前は、軽自動車を含めた国内販売全体でも1位にランクされることが多かった。

 それが2000年代に入って軽自動車が好調に売れ始め、小型/普通車でもプリウスやアクアが1位になってカローラは後退したが、堅調な売れ行きは保っていた。

 2019年度に1位になった理由は、2019年にカローラのセダンとツーリング(ワゴン)が現行型にフルモデルチェンジしたためだが、カローラには5種類のボディバリエーションが用意されている。これらの台数が合計され、いわばカローラシリーズとして、小型/普通車の1位になった。

 そこで各ボディタイプの販売内訳を見てみたい。


渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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