仕事で越境した営業車まで標的に! 緊急事態宣言解除後も気を抜けない「他県ナンバー狩り」の現状と対策 (2/2ページ)

地元在住者であることのアピールが効果的!

 警察庁も状況把握につとめているようだが、他県ナンバー狩りを根絶する方策を見いだせないのが現状のようだ。

「“●●株式会社”と車両に書かれている車両で、『仕事で来ているから』といって、他県ナンバー狩りの対象外にはなっていません。地元ナンバーではないクルマを所有しているひとは、“地元在住者です”のようなステッカーで自己主張することが、いまのところ効果が期待できる対処法といえますが、完全に被害を防ぐことができるかといえば断言はできません。とにかく、訳あって他県ナンバー車に乗っているひとは、積極的に地元在住者であることをアピールしておくことが必要でしょう」(事情通)。

 仕事で都道府県を越えることが多いひとは、新幹線などで移動し、地元でレンタカーを借りて活動するという対策も考えられる。「わ」ナンバーでレンタカーというのはすぐわかるので、結果的には「よそもの」と見られる可能性はあるが、最悪愛車を傷つけられるということは避けることができるといえよう。

 他県ナンバー狩り自体があってはならないことだが、実際に各地で被害も出ているため、他県ナンバー車を所有する住民に関しては、今後事態がさらに深刻化した時には、公的機関で地元在住者であることを証明する公的ステッカーの発行などが必要となってくるかもしれない。

 ちなみに、メキシコとの国境に近い南カリフォルニア地域で、釣りなどのレジャーやビジネスなどで頻繁に国境を越えてメキシコと行き来するひとは、治安の悪いメキシコ国内での車両盗難などの犯罪被害に遭うリスクを避けるため、“メキシコ用”ともいえる、低年式のボロボロなクルマを別に所有しているケースも多いと聞いたことがある。

 今回の新型コロナウイルスの世界的なパンデミックが収束した、“アフターコロナ”の時代は、“ビフォアコロナ”の時代と比べ、その距離に関係なく“移動の自由”というものが間接的に制約されていくのではないかとの声もある(世論による感覚の変化や、感染予防意識の高まりなどによる)。しかし、だからといって他県ナンバー狩りが許される道理はない。ただ、いまのところは可能な限り都道府県を越えた移動を控え、観光はもちろん自粛すべきだが、仕方ない理由で越県した場合には、とにかく自衛に努めるしか他県ナンバー狩りから逃れる術はなさそうだ。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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