仕事で越境した営業車まで標的に! 緊急事態宣言解除後も気を抜けない「他県ナンバー狩り」の現状と対策 (1/2ページ)

投石やあおり運転などの被害にあうクルマが多数

 新型コロナウイルスの感染拡大の勢いがやまないなか、各地で発生したのが“他県ナンバー狩り”。政府などが外出自粛を広く要請しているなか、都道府県境を越えて観光やレジャーを楽しむ地元ナンバー以外の車両への嫌がらせ行為が、他県ナンバー狩りと呼ばれている。

 嫌がらせ行為は多岐に渡っているようで、走行中の他県ナンバー車への投石や、駐車中の他県ナンバー車両へ傷をつけたり、棒などでたたいて凹ませるなどの行為のほか、走行中の他県ナンバー車両へのあおり運転などの走行妨害行為などがあるようだ。

 一般乗用車などだけでなく、明らかに仕事で他県にきているライトバンなどの営業車両も、駐車中に破壊行為にあっており、他県ナンバー狩り行為は規模、内容ともにエスカレートしているのは明らか。このままでは他県ナンバー車のドライバーへ直接的に危害を加える行為にまで発展しかねないとの声もある。

 2020年5月14日に39県において緊急事態宣言が解除となったが、依然として残り8都道府県には、緊急事態宣言が発出されており、さらに解除地域についても県境を越える移動については自粛するようにされているので、他県ナンバー狩りには引き続き注意が必要となるだろう。とくに依然として緊急事態宣言が発出されている地域のひとは、やむを得ない事情で解除地域にクルマで出かける時には十分な注意が必要となる。

 たとえ全国的に緊急事態宣言が解除されたとしても、確実に新型コロナウイルスに効果的な薬やワクチンの開発までにはまだ時間がかかりそうであり、その間は感染予防に細心の注意を払いながら生活していくことは変わりはないので、解除されただけで他県ナンバー狩りがピッタリやむということはなかなか考えにくい。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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