ついに発売! 軽自動車のクロスオーバーSUV「ダイハツ・タフト」は安全・快適・悪路走破性の全部載せ (1/2ページ)

前席と後席のスペースごとにテーマを分けてより使いやすくした

 ダイハツ工業は2020年6月10日(水)から全国で新型クロスオーバー軽自動車の「タフト」を発売する。希望小売価格(消費税込み)は135万3000円〜173万2500円。タフトは2019年に発売した「タント」「ロッキー」に続いて新世代のクルマづくり「DNGA」の第3弾として、拡大傾向にある軽クロスオーバー市場に投入する。DNGA新プラットフォームにより、乗り心地や操縦安定性の高さと力強い走りを実現。ユーザーニーズに応えた各種機能、高い基本性能、予防安全技術を織り込みつつも、求めやすい価格で提供できるようにした。

 タフト(TAFT)は“車名にコンセプトであるTough & Almighty Fun Tool”の意味を込めた。「日常からレジャーシーンまで大活躍、毎日を楽しくしてくれる頼れる相棒」をコンセプトとし、幅広い年代のアクティブ志向層をターゲットに開発。アウトドアでの使い勝手を重視するユーザーだけでなく、街乗りなどの日常も楽しく、アクティブに過ごしたいというユーザーにも応えられる商品を目指す。

 エクステリアデザインは1種類のみだが、ディーラーオプションとなるメッキパックを装着することで雰囲気の異なった外観を得ることも可能。特徴的なスクエアボディと190mmの高い最低地上高、外径サイズがFF軽乗用車最大となる大径タイヤの採用などにより、SUVらしいタフさや力強さを表現した。また、進化した軽量高剛性ボディ「Dモノコック」を採用したことで車両剛性を向上させた。市街地や郊外でもキビキビ動き、高速や山間でも安定、いざという時の安定感に加え、フラットな乗り心地と、快適なドライブを提供する高い静粛性を高めている。

 グレード構成はNAエンジンのXグレードとGグレード、ターボエンジンのGターボの3種で、それぞれ2WDと従来のモデルでも採用されている4WDの2種類の駆動方式から選択可能だ。パワートレインはタントで改良した燃料効率を高めたエンジンを採用し、発進時の加速感を高めた。さらにターボエンジンとD-CVTの組み合わせにより気持ちの良い加速感も追求している。

 インテリアでは前席上には明るく圧倒的な開放感はもちろん、運転視界を景色に変える大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全車種に標準装備した。紫外線対策に加えて室内温度の上昇も抑えるスーパーUV&IRカットガラスを採用している。

 また新パッケージコンセプト「Backpackスタイル」を採用。ワクワク感のあるデザインと多彩な収容スペースを持つ前席を「クルースペース」、自由自在にアレンジが可能な後部「フレキシブルスペース」を分けて考えることで、日常からレジャーまでアクティブに活躍できるモデルとした。

 クルースペースと呼ぶ前席は、上質で使いやすいインストゥルメントパネルを用いて、黒を基調とした高い質感を味わえるようにし、ドライバーを中心に配置した機能部品で使い勝手の良さも両立。また、アクセントとしてオレンジメタリックの加飾を取り入れ、ワクワク感やアクティブさを表現している。さらに、長時間のドライブでも疲れにくい身体にフィットするホールド性の高いシートを採用し、運転しやすいレイアウトを実現した。

 後部のフレキシブルスペースと呼ばれるエリアは、リヤシートを倒した際にシートバックと荷室との段差がなくつながり、ドアパネルとの隙間がなくなることで、小物が落下しにくい完全フラットスタイルとした。また、フレキシブルボードの使い方によって背が高いものや大きなものも用途に合わせて積載できる。

 さらに、シートバックボードとデッキボード表面には立体形状のパターンを施し、樹脂製であるため汚れても拭き取りやすい利便性を高めた。使い方を広げるマルチフックに加え、荷物がズレ落ちるのを防止するディーラーオプションとしてラゲージネットを設定している。


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