悲しいがまもなく「絶版」の可能性あり! 買うなら「今のうち」の国産車6選 (1/2ページ)

同メーカー内でキャラがバッティングしているクルマは難しい!

 最近ホンダのグレイスとシビックセダン、ジェイドが近々生産終了となることが明らかになった。日本車のラインアップを見ると販売台数や登場時期などから「そろそろなくなるのではないか」と感じるクルマも少なくない。そんなクルマをピックアップすると同時に、筆者の主観でその将来を考えてみよう。

■ホンダ

1)クラリティPHEV

 クラリティPHEVは日本でもリース販売される燃料電池車のクラリティフューエルセルのプラグインハイブリッド版となる、ビッグエコセダンである。燃費やEV走行距離の長さなど内容は悪くないが、補助金を使っても約575万円という価格の高さが致命的となっており、日本での販売も毎月1桁と超低空飛行が続いている。

 今後はクラリティPHEVより、SUVである点をはじめ内容がずっと充実しているのに価格は高くないトヨタRAV4 PHVの登場により、さらに立場が悪くなるのは確実なのもあり、遠くないうちに生産終了となるだろう。

■スズキ

2)バレーノ

 VWポロやルノー・ルーテシアと同様に3ナンバー幅となる、日本車のコンパクトカーとしては大きいボディサイズを持つモデルで、インド製となる。バレーノは各部のクオリティの低さ以上に存在感の薄さが決定的な弱点となっており、日本ではまったく売れていない。「なくても困らない」というのが率直なだけに、絶版となるのが確実だ。

3)イグニス

 プチバンのソリオやクロスオーバーSUVのクロスビーと同じプラットホームを使う小さめのコンパクトカーで、若干クロスオーバーの要素を持つ。見た目は異なるが、クロスオーバーという時点でクロスビーとバッティングするだけに、イグニスにあるマイルドハイブリッドを1リッターターボのみとなっているクロスビーに追加して、クロスビーと統合すれば問題ないように感じる。

 しかしスズキはそれぞれハンガリー製の輸入車となるエスクードやSX4 Sクロスを売れていないにも関わらず継続するなど、いい意味での頑固さもあるので、イグニスが当面継続される可能性も十分ある。


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