コロナ禍なのに「WRX S4 STI Sport #」が完売! 500台を瞬時に売りさばけるスバル限定車の強さの秘密 (2/2ページ)

モータースポーツ活動で磨いた実績がユーザーの信頼につながった

 今回の「WRX S4 STI Sport #」はそんなWRX S4の現行型の集大成として登場。エクステリアはSTI限定車のS208やEJ20ファイナルエディションで好評のブラック基調のエアロパーツを装着するなど、各部にニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦で培った空力性能がフィードバックされている。新採用の「フレキシブルドロースティフナーリヤ」以外の架装は、過去の限定車でも採用された内容ながら、逆に実績が豊富で性能や乗り味が信頼できることもあり、カタログが間に合っていない状況でも短期間で完売にいたった。

 2016年に発売された「WRX S4 tS」も予想以上の人気を博し、想定していた台数より200台以上売れた実績(期間限定だった)を思い出すと、2ペダルWRXの高性能版を所望する人は想像以上に多い模様だ。

「STIは限定車を乱発しすぎ」との指摘もあるが、コロナ禍でも絶大な人気が衰えないところをみると、少なくとも市場からは求められていることが証明された。

 今年のレースは延期されても、過去12年のNBR(ニュルブルクリンク)24耐久レース参戦の実績により、今のWRXというクルマには「ニュルでの戦いで磨いた高性能」とのイメージが完全に定着していることも、限定車の強さの秘訣となっている。たとえば、先代XVハイブリッドベースの限定車は販売面でやや苦戦した。

 やはりWRXの限定車の人気が突出して高いのは、長年にわたりレースやラリーで「戦う姿勢」や「挑戦」を続けているからこそだろう。今回の「WRX S4 STI Sport #」早期完売をうけて、STIの関係者は「モータースポーツ活動を継続することの意味と重要性を改めて認識した」としみじみ語っている。

 いちユーザーとしても、SUBARU/STIがモータースポーツ活動を継続してくれることを願ってやまない。


マリオ高野 MARIO TAKANO

SUBARU BRZ GT300公式応援団長(2013年~)

愛車
初代インプレッサWRX(新車から28年目)/先代インプレッサG4 1.6i 5速MT(新車から8年目)/新型BRZ Rグレード 6速MT
趣味
茶道(裏千家)、熱帯魚飼育(キャリア40年)、筋トレ(デッドリフトMAX200kg)
好きな有名人
長渕 剛 、清原和博

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