生き残るのは至難のワザ! 期待されて登場するも消えた「5ドアハッチバック」5選 (1/2ページ)

生き残るのは至難のワザ! 期待されて登場するも消えた「5ドアハッチバック」5選

トヨタは市場を模索しつつ5ドアハッチバックを多く投入していた

 4ドアセダンに始まりFF2BOX、1BOXワゴン、ミニバンと時代に応じて市場の支持を集める車両形態は変化を続けてきたが、なぜか注目を浴びない車型があった。5ドアハッチバックである。セダン型乗用車の落ち着きとワゴンの荷室ユーティリティを兼ね備えた5ドアハッチバック車は、ヨーロッパ市場では安定した人気を持つ車型のひとつだが、日本では各メーカーがトライするも、注目されることなく姿を消すケースが大半だった。

 使い勝手に優れたスタイリッシュな乗用車と受け取れる反面、セダンが持つフォーマル性に欠け、ワゴンが持つ絶対的な荷室スペースにはおよばないという、どっちつかずの印象が強かったのかもしれない。ここでは、内容的には申し分なかったのに、いつしか姿を消してしまった5ドアハッチバック車に目を向けてみた。

1)トヨタ・コロナ

 5ドアハッチバックといえば、まずまっ先に名を上げなければならないのがトヨタだ。トヨタは、1960年代のRT40系コロナにはじまり、歴代コロナで5ドアハッチバックにトライしてきた歴史を持っている。途中、途絶えた時代もあったが、10代目となるT190系まで5ドアリフトバックの名称でラインアップに加えていた。

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2)トヨタ・オーパ

 残念ながらコロナは、11代目のT210系でその長い歴史にピリオドを打つことになったが、5ドアハッチバックモデルとして2000年に新型車Opa(オーパ)をリリース。セダン型をベースにした5ドアハッチバック車ではなく、V50系ビスタをベースとする車両で、車両全高を1500mm強に設定することで狭苦しさ感を排除。ミニバンがファミリカーの主流となりつつある時代背景で、室内空間の広さは重要なテーマとなっていたからだ。

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 エンジンは1.8リッターと2.0リッター、FFと4WDの駆動方式を用意して、十分な荷室スペースも持つ小型5ドアハッチバック車としての需要を狙ったモデルで、ワゴンと解釈してもよかったが、市場の趨勢はミニバン志向でヒット作にはならなかった。

 もっとも、市場の開拓(調査?)を積極的に試みるのはトヨタの伝統で、この時期いくつかの5ドアハッチバック車が投入されていた。1.5〜1.8リッタークラスをカバーするカローラ・ランクス/アレックス、2.4リッターと3.5リッターで上級クラスを狙ったブレイド、そして両者を整理統合しながら発展したオーリス、現在にいたる1.2リッターターボと1.8リッターハイブリッドのカローラスポーツと、ミニバンかSUVかというカテゴリーの2極化が進むなかで、市場を模索しながら投入車種を決定しているような動向が見られる。

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