すべてが満点じゃないからあえての指摘! 大人気最新車8台の「気になる」トコロ (2/2ページ)

最新の安全装備が付いていないのが残念なモデルも!

5)日産キックス

 日産で久しぶりの新型車となったキックスはタイで生産されるド真ん中のコンパクトSUVである。2モーターハイブリッドのe-POWERのドライバビリティ(運転のしやすさ)のよさなど、全体的に堅実に仕上がっているが、気になるところはホンダの2モーターハイブリッドのようなエンジン直接駆動モードを持たないe-POWERの構造によるペースの速い高速巡航での燃費の低下と、装備内容を考えれば納得は出来るものの、絶対的な価格が275万9900円からとコンパクトSUVとしては高く見えてしまう点だ。

6)スバル・レヴォーグ

 2代目モデルにフルモデルチェンジされたレヴォーグは新しい1.8リッターターボエンジンの搭載やXに進化したアイサイト、ハンドリングや乗り心地といったクルマとしての質の劇的な向上など、じつにスバルらしい内容の濃いモデルだ。

 強いて気になるところを挙げると、全幅が1795mmと1800mm以下を死守したのは評価できるのだが、全長は4755mmと意外に大きい点と、やはり先代モデルの2リッターターボを引き継ぐハイパワー車も欲しいことだ。

7)スズキ・ハスラー

 明るい雰囲気などを理由に、初代モデルが大ヒットしたハスラーはフルモデルチェンジされた現行型2代目モデルもじつによくまとまったモデルである。そのなかで気になるのはターボ車との明確な差別化という理由もあるにせよ、NA車には長距離ドライブの際などにありがたい停止まで対応する先行車追従型のアダプティブクルーズコントロールと車線逸脱抑制機能が付かない点だ。

8)ダイハツ・タフト

 ハスラーに近いキャラクターを持つ軽クロスオーバーのタフトも、全グレードに標準装備される大型ガラスルーフなどにより楽しげな雰囲気を持つモデルだ。

 弱点は軽自動車がとくに進化の早い分野というのもあり、設計時点の古いエンジンに古さを感じるようになってきた点と、自動ブレーキが高い性能は期待できないと思われることだ。


新着情報