ただでさえ最強のフェラーリやランボやアストンがモンスターに! スーパースポーツメーカーの「特殊部隊」が強烈すぎた (2/3ページ)

プレミアムブランドは「特殊部隊」もプレミアムだった!

2)ランボルギーニ スクアドラ・コルセ

 ならば、ライバルというべきランボルギーニはどうか。こちらにも”スクアドラ・コルセ”というレース車両の開発製造部門がある。ワンメイクレース用のウラカン・スーパートロフェオやGTレースを戦うウラカンGT3などは、ここで開発されたマシンだ。

 また、モータースポーツで培った知見や技術を盛り込み、2018年にはアヴェンタドールをベースとした”SC18アルストン”、2020年にはその発展版とも思える”SC20″といった公道仕様のワンオフモデルを、同じく2020年にはSUVのウルスのレース仕様を、2021年には40台限定のサーキット専用ハイパーカー”エンセンツァSCV12″を発表。設立から10年少々と長い歴史を持ってるわけではないが、近年その活動が活発化していて、今後の動向が楽しみだ。

3)マクラーレン MSO

 マクラーレンにもビスポーク部門といえるMSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーション)がある。顧客の特別なオーダーを反映したワンオフモデルの製作や、かなりのスペシャル仕立てとなる極少量の限定生産車などを手掛けるほか、プロダクションモデルを性能の面でもルックスの面でも満足度の高いカスタマイズを加えられるパッケージを用意したりしている。

 2012年のワンオフ・モデル”X-1″や、2021年に15台限定として発表された”セーブル”などは、かなりユニークにして魅力的な存在である。


嶋田智之 SHIMADA TOMOYUKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
2001年式アルファロメオ166/1970年式フィアット500L
趣味
クルマで走ること、本を読むこと
好きな有名人
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