日産版のルノー・カングーが登場! バンとワゴンをラインアップしてタウンスターを欧州市場に投入 (2/2ページ)

機能的な荷室と必要十分な安全装備と先進運転支援機能を装備

 EVモデルには、特徴的なLEDヘッドランプや、組子模様と斬新なVモーションデザインが組み合わされ、空力に優れたフロントシールドなど、「日産アリア」のエクステリアの要素が受け継がれている。

 ガソリン車は、織り模様のグリルを採用することで、シャープでダイナミックな印象となる。フロントのエアカーテンは、フロントバンパーや前輪まわりの空気の流れを最適化し、空気抵抗を低減することで燃費を向上させるという。

 ワゴンの室内空間は、洗練されたシートやドアトリム、モダンなセンターコンソールやインストルメントパネルを採用し、快適な乗車体験を提供。バンは多機能で便利な荷室というニーズに応えている。

 多様なニーズに対応するため、日産タウンスターは、「トレーラースウェイコントロール」、「インテリジェントエマージェンシーブレーキ(歩行者・自転車検知、ジャンクションアシスト付き)」、「プロパイロットパーキング」(EVモデルのみ)、「インテリジェントクルーズコントロール」(ガソリン車のみ)、「プロパイロット」(EVモデルのみ)を搭載するなど、安全装備と先進運転支援機能を20種類以上も搭載している。

 また、全ラインアップにApple CarPlayやAndroid Auto、ワイヤレス充電などの便利なコネクテッド技術を搭載し、EVモデルにはコネクテッドサービスを導入する予定となっている。

 タウンスターは日産ならではの高い信頼性を持ち、快適で効率的なビジネスパートナーとして、多彩な用途での利用が可能だ。最大3.9㎡の荷室スペースと可動式のパーティションを備え、木製パレット(ユーロパレット)ふたつと、800kgの荷物を容易に運ぶことができる。

 また、パワートレインによっては最大で1500kgの牽引能力を備え、荷室スペースには荷降ろしを容易にする大型のスライドドアや、オフィスツールを収納する専用スペースも設定するなど、充実した仕様装備で様々なビジネスニーズに対応する。

 もしも日本に導入されれば、ワゴンモデルはフレンチMPVの対抗馬になりうるのだが……。現状、日本導入のアナウンはされていない。


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