かつて「不人気車」の烙印を押されたが状況は一転! いまR33GT-Rが買えないほど「急騰」しているワケ (2/2ページ)

「32より大柄でイマイチ」がむしろ海外ではプラス評価

 ただ、そんなR33GT-R不人気伝説ももはや過去の話であり、現在ではかなりの高騰ぶりとなっているのだ。中古車情報サイトでチェックしてみても、安い順に並べると上位に出てくるのはR32型であり、高額なR33GT-Rは900~1000万円オーバーというのが現状となっている。

 これは、25年ルールによって北米地域への輸出が解禁になったことも影響しているが、R33GT-Rは右ハンドル圏に正規輸出されていた実績があり、海の向こうでも馴染みがある点や、ル・マン24時間レースに出場するためのレギュレーションをクリアするために、公認用のロードカー「NISMO GT-R LM」を1台のみ生産したことなども知られていることも無関係ではないだろう。

 じつはR33GT-Rは、日本のユーザーが考えている以上に海外での知名度が高いと言えるのである。

 また、大型化されたボディサイズも体格のいい海外のユーザーにとっては好都合で、ロングホイールベースもGTカー的に長距離移動をすることが多いお国柄では直進安定性が高まるという点も歓迎されるポイントなのだ。

 そして、登場から25年以上が経過し、R33GT-Rが持つ本来のポテンシャルが見直されているというのもまた事実であり、当時のキャッチコピーであるニュルブルクリンクの先代モデルとのタイム差である「マイナス21秒ロマン」が、紛れもなく実力によって叩き出されたものの現れとも言えるのである。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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