その数なんと14種類! すべてが激熱な「アバルト595 & 695」の見つけたら即買い必至の激レア限定車4選 (2/2ページ)

限定車や記念モデルが多すぎて選べないのも595の楽しみのひとつ

3)アバルト595 50th Anniversary

 つづいて紹介するのは、日本におけるアバルト595の最初の限定車「アバルト595 50th Anniversary」だ。名前のとおり、初代アバルト595の生誕50周年を記念した特別仕様車では、当時としては最強となる180馬力までチューンアップしたエンジンに、パドルシフト付き5速シーケンシャルトランスミッションを組み合わせたパワートレインを積んだ仕様となっていた。

 ボディカラーはパールホワイト、シートはホワイト/レッドのレザータイプという贅沢な仕様は左ハンドルのみ、50台限定で発売された。当時のメーカー希望小売価格は484万9200円。

4)アバルト595モンスターエナジー・ヤマハ

 最後に紹介するのが「アバルト595モンスターエナジー・ヤマハ」だ。こちらも発売は2021年2月と最近の話なので体感的にはレアに感じないかもしれないが、60台という限定台数は歴代でも非常に少ない部類だ。

 モンスターエナジー・ヤマハというのは二輪レースの最高峰MotoGPにおけるヤマハファクトリーチームの名称で、2015年から続いているアバルトとモンスターエナジー、ヤマハファクトリーレーシングのコラボレーションを称えて設定された限定車となっている。

 エンジンは165馬力仕様で、世界限定2000台の限定車。そのうち日本には60台が割り当てられた。メーカー希望小売価格は340万円~と、限定車としては手頃な印象を受ける。

 ほかにもアバルト595系の限定車は多く設定されている。このあと紹介する年表に記したように確認できるだけでも限定車は14モデルを数える。その中にはキャンバストップ仕様などもあり、細かい仕様違いでいうと、もっとレアな仕様もあるかもしれない。いずれにしても、アバルト595の中古車を探すのであればカタログモデルの情報だけでなく、限定車の仕様や名称を把握しておくことが大切だ。

2013年1月 発売開始

2013年10月 エッセエッセBremboキット発売

2013年10月 「アバルト 595 50th Anniversary」予約開始 日本向け50台

2014年2月 アバルト595 コンペティツィオーネ5速MT追加(160馬力)

2014年10月 商品改良TFTメータークラスター採用

2014年11月 アバルト595 コンペティツィオーネ左ハンドル仕様設定

2015年9月 アバルト 695 ビポスト発売

2015年11月 アバルト595コンペティツィオーネ スコルピオ200台限定発売

2016年2月 アバルト595 コンペティツィオーネマイナーチェンジ 180馬力化

2017年2月 全ラインナップ595に変更。バンパーなどマイナーチェンジ

2017年7月 アバルト595 コンペティツィオーネパフォーマンス・パッケージ100台限定

2018年4月 アバルト 595/595C ツーリズモ MT リミテッドを発売 150台限定

2018年8月 アバルト595 コンペティツィオーネパフォーマンス・パッケージII 100台限定

2018年8月 アバルト595シリーズ商品改良(タッチスクリーン 5インチ→7インチほか)

2018年11月 アバルト695/695Cリヴァーレ 特別仕様車 150台限定

2019年6月 アバルト595 コンペティツィオーネパフォーマンス・パッケージ3 160台限定

2019年10月 アバルト595 コンペティツィオーネスティーレ 255台限定

2019年11月 アバルト695セッタンタ・アニヴェルサーリオ 70周年記念車 100台

2020年4月 アバルト595/595Cピスタ 限定販売

2020年8月 アバルト595/595Cエッセエッセ 305台限定

2020年11月 アバルト595スコルピオーネオーロ 200台限定

2021年1月 アバルト695アンノ デル トーロ 20台限定

2021年2月 アバルト595モンスターエナジー・ヤマハ 60台限定

2021年3月 アバルト595モメント 80台限定

2021年10月 価格改定


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

愛車
スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
趣味
モトブログを作ること
好きな有名人
菅麻貴子(作詞家)

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