排気口じゃない! 4WD車でたまに見かける黒い煙突の正体とは? (2/2ページ)

シュノーケルがあっても車体全体が沈むような水深は無理

 対策してあれば、エンジンというものは内部に入っているオイルが外に出ることはないし、排気ガスも漏れないことからもわかるように、気密性は高いので、走ることはできる。ただ、車内への水の進入を考えると、潜水艦のように全部が隠れるような水深は無理で、せいぜいボンネットあたりが限界だろう。

 吸気についてはシュノーケルの装着で解決できるとして、排気はどうすればいいのだろうか? シュノーケルを装着しているクルマでも、暴走族の竹ヤリみたいな長い排気管を付けているのを見たことはない。もちろん排気の場合は必要がないからで、エンジンがかかっていて回転がある程度あれば、マフラーから水が入ってくることはない。もちろん止まってしまえば流れ込んでくるので、水深があるところを走るにはシュノーケルを付けるだけでなく、運転テクニックも必要と言っていい。

 そのほか、シュノーケルのメリットとしてはエンジンから離れていることで、冷たい空気を吸えるということや、吸気の流速が早くなる効果もあって、パワーやトルクが上がるともいわれている。

 ただ、後者に関してはエンジン特性を元に計算された長さにしているわけではないので、少々疑問は残る。アクセルをいきなり踏み込んで大量の空気が必要になったときに対応するチャンバー効果はありそうではある。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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