シビックの受賞理由は”防弾性”!? 日本も韓国もベンチャーEVも入り乱れる北米カーオブザイヤーが面白すぎる (1/2ページ)

この記事をまとめると

■北米カー・オブ・ザ・イヤーの各部門のファイナリストの顔ぶれがおもしろい

■3部門3モデルからなるファイナリストに3台の韓国車と4台のEVが残っていた

■北米カー・オブ・ザ・イヤー乗用車部門の対象に輝いたのはホンダ・シビックだった

バラエティに富む北米カー・オブ・ザ・イヤーのファイナリスト

 昨年12月10日、2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーの発表が行われた。見事その栄誉に輝いたのは、日産ノート/ノート・オーラ/ノート・オーラ・ニスモ/ノート・オーテック・クロスオーバーのを擁するノートシリーズだった。授賞理由のなかには、走りの質が大幅に向上した新開発プラットフォームと、第2世代e-POWERの組み合わせで従来のコンパクトカーの概念を大きく変えたとある。

 一方、アメリカとカナダによる北米カー・オブ・ザ・イヤーは、パッセンジャーカー、トラック、そしてユーティリティビークルの3部門のそれぞれで受賞者が決まるシステムだが、今年はそのラインアップもなかなか興味深いものだった。

 参考までにトラック・オブ・ザ・イヤーに輝いたのはフォード・マーベリック、ユーティリティビークル・オブ・ザ・イヤーはフォード・ブロンコが受賞している。

 前者は新興メーカーのリビアンが2021年に市場に投入したBEV(フル・エレクトリック)のR1T、そしてクロスオーバーをベースとしたスモールトラックのヒョンデ・サンタクルーズとの戦い。

 また、後者はいずれも韓国車のジェネシスGV70と、こちらもBEVのヒョンデ・アイコニック5が、それぞれ最終選考車としてブロンコとともにリストに残ったモデルだった。

 この中でもやはり印象的だったのは、ホンダ・シビックがパッセンジャーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことだろう。


山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

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