もはやこの特別仕様車はアートか! ルーヴル美術館とのコラボモデル「DS 7 クロスバック・ルーヴルBlueHDi」を発売 (2/2ページ)

インテリアは華やかな装飾でさらに豪華に

 インテリアでは、センターコンソールのレザーにもガラスのピラミッドをモチーフにしたエンボス加工を施し、シフトレバーを取り囲むクル・ド・パリ装飾(ギョーシェ彫り=パリの石畳を図案化した伝統装飾様式)とあいまって華やかな雰囲気を醸し出している。

 シートには、いまやDSオートモビルのシンボルにもなっているナッパレザーによる「ウォッチストラップシート」を採用。座面と背面に腕時計のブレスレットをデザインした深い彫り込みは1枚のレザーから製作されており、張り合わせや縫い付けによって生じる硬さを防いでくれる。このような細かなデザインにおいても、フランスの伝統的な加工の技術が主張されている。

 パワートレインには、ドライバーのアクセルワークに瞬時に反応する高効率なパフォーマンスを備えた2リッタークリーンターボディーゼルが選ばれた。これに電子制御8速ATが組み合わされ、ディーゼルエンジンならではの力強い加速でDSオートモビルらしいエレガントな走りを提供してくれる。

 DS 7クロスバック・ルーヴルBlueHDiの価格は660万円。ボディカラーには、ブルーアンクル、クリスタルパール、グリプラチナム、ノアールベルラネラの4色が設定される。

 DSオートモビルのクルマにアート性を感じていた人は少なくないだろうが、「ルーヴル」の名が与えられたこのモデルの登場で、そのイメージがより強調されたものとなった。美術品のコレクションの一角にこのクルマを加えてみるのはいかがだろう。


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