エキサイティングな家族になること不可避! ご近所とはふた味違う新世代ファミリーカー5選 (1/2ページ)

この記事をまとめると

◼︎新世代のファミリー向けクルマを紹介

◼︎パワートレインなども多様化していて選択肢は多い

◼︎決め手は家族のライフスタイルを考えること

楽しさが詰め込まれた最新のファミリーカーとは

 皆さんは「ファミリーカー」と聞くと、何を思い浮かべるでしょうか? 30〜40年前は、間違いなくセダンが花形でした。そこからミニバンブームがやってきて、今でもスライドドアの便利さや広大な室内空間がファミリーカーとして支持されていますね。スライドドアがいらないという人たちには、SUVもファミリーカーとして大人気です。

 でも、最近じわじわとファミリーに支持され始めているクルマたちを見てみると、決してミニバンやSUVだけではないのです。脱炭素社会に向けて新しい技術を搭載したクルマたちや、世界に誇れる最新技術を実現したクルマたち、ワクワクするような遊び心があるクルマたちなどが注目を集めています。今回はそんな「新世代ファミリーカー」とも呼べるモデルたちをご紹介したいと思います。

1)テスラ・モデル3

 1台目は、ガソリン車を作ったことのない新進気鋭のEV専門メーカーとして彗星の如く現れたテスラから登場した、コンパクトセダンのモデル3です。コンパクトといっても、600kmほどの走行が可能なバッテリーを搭載しているため、室内は大人4人がゆったりと乗れるスペースは確保されています。乗って誰もが驚くのが、大きな液晶モニター以外、ほとんど何もないインテリア。ライトやワイパー、エアコンといった車内外の操作も、ナビやエンタメなども、ほぼすべての操作がタッチパネルを使って行うようになっていて、もはやクルマというより大きなスマホのようです。

 そして、子供がいるファミリーに嬉しいのが、そのパネルの中にある「おもちゃ箱」というスイッチ。ここにはユーモアたっぷりでサプライズ好きなイーロン・マスク氏らしい、さまざまな遊び心あるアクティビティが隠されているのです。たとえば充電中に絵が描けるスケッチブックとか、作曲やリミックスができるものとか、ウインカーの音が「おなら」になるブーブークッションなんて、子供ウケ抜群ですね。

 ワイヤレスコントローラーで後席からもゲームが楽しめたり、オンデマンド配信で映画やアニメが見放題だったりと、退屈知らずなところもファミリーにぴったり。価格が500万円台からと、大幅に引き下げられたので手が届きやすくなりました。

2)三菱アウトランダーPHEV

 2台目は、新しくなって大きく進化した三菱アウトランダーPHEV。プラグインハイブリッドですが、EVだけでも最大80km以上走れるので、近所の買い物などはガソリンを使わないで移動できるのがいいですね。

 またそれだけでなく、世界ではまだこのアウトランダーPHEVでしか採用されていない、最新の四輪制御技術がスゴイ。常に四輪で道路状況などをセンシングして、何かコトが起こる前に制御をするという、新感覚の四輪駆動となっています。走行モードは7つもあって、もはやどんな天候も路面もどんと来い。

 アウトドアレジャーが趣味のファミリーなど、これさえあれば何も怖くないほど頼もしいファミリーカーだと言えそうです。従来は5人乗りのみでしたが、新型からは3列シート7人乗りも登場しているのが嬉しいですね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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