センチュリーとアルファードだらけの「高級車界」でドヤれること確実! 見た目からして個性的すぎる「高級車」4台 (2/2ページ)

大統領も乗ってたクルマが100万円台から狙える!

 と、輸入車ばかりの紹介になってしまったが、国産車でクラウンでもレクサスでもアルファードでもない、まわりと差のつく最新の高級車と言えば、これはもうトヨタMIRAIに尽きる。先進運転支援装備を含め、トヨタの最先端を行くFCEV=水素自動車であり、オーナーの環境意識の高さを大きくアピールできるトヨタ最大級サルーンでもある。

 もちろん、水素エネルギーを使ったモーター駆動であり、そのスムースでトルキーかつ静かな走行性能は未来型VIPカーと呼べるものだ。思ったよりキビキビ走ってくれるのは、大容量バッテリーを積むプレミアムカーとしては車重が1920kgと軽量なこともある。水素ステーションが近くにないと不便を感じることもあるが、航続距離はWLTCモードで850km。実質約600kmは走れるから、東京~大阪をノンストップで走り切れることになる。

 運転手にしてみれば、アドバンストドライブによって高速道路でのハンズフリー運転も可能。クルマの未来が詰まりに詰まった国産高級車というわけだ。環境性能に特化した、人とは違う高級車……というなら、これしかない1台だろう。

 ちなみに、予算的に比較的リーズナブルで、中古車でもいい……というなら、フランスの第23第大統領、ニコラ・サルコジ時代の大統領公用車だったシトロエンC6エクスクルーシブもいい。

 生産は本国で2012年に終了していて、日本仕様は3リッターV6のみとなるが、そのエクステリアデザインの美しさ、乗り心地の良さはさすがフランスの高級車。優雅で心穏やかになれること間違いなしだろう。中古車価格は100万円台から200万円台となる。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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