愛車に乗ったら「何か変」! 細かすぎて伝わらない「違和感」をディーラーで伝える方法とは (2/2ページ)

OBDには現れない不具合も多い

 異臭なら、焦げ臭いのか、ガソリン臭いのか、薬品臭いのか、甘い匂い(LLC)、排気ガス臭いのか、カビ臭いのか、などを細かく伝えられるようにしたい。

 エンジンの加速が鈍い、始動性が悪い、変速ショックが大きい、ハンドルがぶれる、振動が……といった症状でも、エンジンが冷えきった状態なのか、暖気後なのか、外気温は、水温は、路面はきれいなのか、荒れているのか、時間は朝なのか、昼なのか、夜なのか、走っているときか、止まっているときか、加速中、巡航中、減速中、直進時、コーナリング時などといった具合にできるだけ状況を細かく伝えられると、トラブルの原因が見つかりやすくなる。

 それも口頭ではなく、メモやメールなどテキストで渡せると確実だ。

 今のクルマは、不具合があるとまずOBD(車載式故障診断装置)でチェックというのが定番だが、OBDには現れない不具合だってたくさんある。

 コンピュータの診断はもちろん重要で、最新の故障診断装置を備えていることはマストだが、それ以上にメカニックの経験によるトラブルシュートのスキルも重要。

 でも、「なんか変」というだけでは、敏腕メカニックだって原因究明に苦労するので、オーナーはできるだけ不具合が発生する状況、症状、タイミングを具体的にメモして情報提供できるようにしよう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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