ダルい「買い物が」「送り迎えが」数倍楽しくなる! 相棒感ビンビンの足グルマ5台 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■足グルマに最適な新車を紹介

■個性的なクルマを足車にすると愛着が湧きやすい

■ちょっとした移動でも生活が豊かになるはずだ

脱ボロ足グルマに最適なクルマを集めてみた

 どうも「足グルマ」と聞くと、“ボロでもよく走る”的なイメージを持たれがちですよね。汚れなど気にせず乗れて、荷物をバンバン積めて、フットワークよく移動できる相棒のような存在を足グルマと呼びますが、最近はそんな使い方をするにもピッタリなのに、とってもオシャレだったり、遊び心があったり、毎日が楽しくなりそうなクルマたちが増えつつあります。今回はそんな、一風変わった足グルマをご紹介したいと思います。

 1台目は、しっかりと地面に踏ん張る台形フォルムや、往年の名車であるN360へのオマージュが込められたデザインにファンの多い、ホンダN-ONE。2020年に2代目となった軽自動車ですが、最近はファミリーでも使いやすいハイルーフタイプが多い中、1〜2人で乗るのにちょうどいいタイプで、そのぶん、街中から高速道路、山道までの気持ちのいい走りにこだわっています。

 エンジンは自然吸気とターボがあり、スポーティな「RS」にはライトウェイトオープンカーのS660から流用した6速MTが設定されているのも特徴。軽自動車初のデイタイムランニングランプを含め、フルLEDとなったヘッドライトや、全車速対応の追従機能をはじめとする先進の安全運転支援技術も全車に標準装備されていて、まさにスニーカーのように快調に走れる足グルマとなることでしょう。

 2台目は、フランスはパリの入り組んだ市街地をスイスイと走るために生まれたと言ってもいい、抜群の小回り性能を誇るルノー・トゥインゴ。見た目はコロンとしたフォルムや、水色やオレンジなどのきれいなボディカラーと相まって、とってもキュートでオシャレなのですが、やはり欧州車は走るとガッシリとした安定感があって、ひと味ちがいます。

 そして、なぜ小まわり性能が4.3mという軽自動車並みの良さなのかというと、エンジンを荷室下に搭載したRRレイアウトを採用しているからなのです。フロントのボンネット下にエンジンがなくなったため、前輪が大きく切れるようになっているんですね。背後から響いてくる0.9リッターターボエンジンの音は控えめながら、アクセルを踏み始めた途端にグワっと湧き出してくるトルクは元気いっぱい。

 刺激的なゴーカートのようなコーナリングにも心躍ります。インテリアもどこかポップで楽しい気分にしてくれるトゥインゴなら、いつもの道も退屈しないかもしれませんね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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