ダルい「買い物が」「送り迎えが」数倍楽しくなる! 相棒感ビンビンの足グルマ5台 (2/2ページ)

走っても眺めても個性的で楽しいクルマを使ってより豊かな生活に

 3台目は、世界最小の本格クロカン4WDとしてファンの多いスズキ・ジムニー。20年ぶりに登場した新型は大人気で、納期がいまだに1年半くらいかかるほど注文が殺到しているようですが、先代の高年式モデルでも十分に足グルマとして活躍してくれます。

 いちばんの魅力は、走れない道はないと思えるほど、どこでも行ける頼もしい走破性。舗装されていない林道や山道、雪道、岩や障害物が多い道など、もちろん相応のドライビングテクニックは必須ですが、ジムニーとなら今まで見られなかった景色が見られるはず。後席を倒せば荷物もたっぷり積めるし、いざとなれば車中泊もできるので、冒険に出たくなる足グルマと言えるでしょう。

 4台目は、小さくてもしっかり実用性と走行性能を両立している、フォルクスワーゲンup!(アップ!)。コロンと四角いフォルムがオシャレで、外観だけでなくインテリアにも4色のダッシュパッドを設定したり、アンビエントライトを採用して夜間にムーディな室内を演出したり。ほかのコンパクトカーにはない、モダンなセンスが散りばめられています。

 また、2ドアと4ドアのモデルがあり、コンパクトカーとしては早くからコネクティビティが充実していました。専用アプリでナビや走行データ、カスタマーセンターへの無料通話もできるという、画期的なシステムを搭載。予防安全技術も多数搭載されているので、オシャレな見た目なのにとても安心できる足グルマでもありますね。ただ、2ペダルMTとなる5速ASGというトランスミッションの操作感は、国産車のなめらかなCVTに慣れた人からすると、かなりクセのあるもの。だんだんとコツを掴んでくると、上手にスムースに加速できるので、その面白さにハマる人もいるようです。

 5台目は、とにかくカワイイものが大好きな女性や、動物好きの人にはたまらない足グルマとなっている、スズキ・ラパン。車名の由来でもあるウサギの隠れキャラが、内外装のあちこちに仕込んであって、エンジンをかけた際など走行中に時おり、メーター内にウサギのアニメーションが出てくるのもワクワクするポイントです。

 雑貨や家具などと同じように、好きなものに囲まれて移動したいという人にはたまらない空間ですね。でもそんなラパンはじつは、街中で使いやすいサイズが人気の理由でもあるのです。全高が1525mmに抑えてあるので、機械式立体駐車場にも入るということで、可愛くて使える足グルマとして大活躍しています。

 ということで、日欧が誇る魅力的な足グルマたちをご紹介しました。見た目は気にしないと言いつつも、やっぱり毎日一緒に過ごすクルマなんだから、オシャレな方が気分も高まるものですよね。よく走り、どこへでも安心して行けるならなおさら。こんな、一風変わった足グルマで人生をガラリと変えてみてはいかがでしょうか。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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