「そろそろ電気自動車買うか」な前に自宅の充電設備は大丈夫? 気になる新規設置予算とは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■EVやPHEVを自宅で充電するためには専用の充電設備を設ける必要がある

■手軽なのは200V対応コンセントの設置で、他にも壁掛けタイプ、支柱タイプなどの充電設備がある

■V2Hの機器を取り付けると、EVから家へ給電できるようになる

200V用コンセントの設置だけならかかる費用は最小限

 自宅に電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)用の充電設備を設ける場合、200Vの普通充電と呼ばれる電源を設置する。

 もっとも簡単なのは、EV用200Vに対応したコンセントを、駐車場に面した自宅の壁に設ける方法だ。これに車載の普通充電ケーブルをつなげば充電できる。コンセントひとつ設けるだけなので、もっとも安い費用で済む。

 ただし、家の分電盤からコンセントまでの配線は電気業者に依頼することになるので、設置費用がかかる。10万円弱というところだろう。6万円からと提示する業者もある。

 金額の違いは、屋内の分電盤からコンセントまでの配線の距離による。その配線を、床下を通すのか、家の壁際に這わせるのか、立地条件などによって異なるので、実際には見積もってもらわないと正確な金額は出ない。

 ことにPHEVは、急速充電口を持たない車種が多いので、自宅に普通充電機能を持つことは不可欠だ。それができないと、ただのハイブリッド車と変わらないことになる。


御堀直嗣 MIHORI NAOTSUGU

フリーランスライター/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
日産サクラ
趣味
乗馬、読書
好きな有名人
池波正太郎、山本周五郎、柳家小三治

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