一度消滅したのに復活して一躍人気になった奇跡のミニバン! まもなく新型登場が噂される「シエンタ」のミラクル人生 (2/2ページ)

5ナンバーでちょうどいいサイズ感が大人気に

 結局、奇跡の復活を果たしたシエンタは、2015年7月にフルモデルチェンジを果たして2代目へと進化。基本的なコンセプトは初代と同一だったが、新たにハイブリッドモデルを追加したほか、先進安全装備の「Toyota Safety Sense」を設定。

 さらに、エクステリアはトレッキングシューズをイメージした個性的なものを採用するが、このエクステリアは登場時に賛否を巻き起こした。結果的に多くのユーザーに受け入れられる結果となったのは、ご存じのとおりである。

 2018年のマイナーチェンジでは、車いす仕様車以外では初となる5人乗り仕様の「FUNBASE」を設定。これは3列目のシートを廃することでラゲッジスペースを拡大し、2列目シートを格納することでフラットかつ奥行き2065mmという広大なスペースを作り上げることを可能としたもので、アウトドアアクティビティや車中泊ユースにも供することができる仕様となっていた。

 今ではファミリー層からアウトドアアクティビティを楽しむ人、そしてタクシーと幅広いユーザーに愛されるクルマとなったシエンタ。モデル末期の現在でも販売台数ランキングのトップ15位以内をキープし続けており、新型の進化とユーザーの評価が気になるところである。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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