”赤バッジ”の装着が許された7代目がついに登場! ホンダが新型シビックタイプRを発表 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■7代目となるシビック・タイプRの新型が登場

■先代モデルをよりブラッシュアップしたモデルとなっている

■エンジンやシートやパーツなどタイプRだけの専用品を多数装備する

新型タイプRは「速さ」と「ドライビングプレジャー」を追求

 ホンダの赤バッジは「R」を名乗る特別なモデルにしか与えられない極めて特別なモノ。そのルーツは、1992年11月に登場したNSX-R(後にタイプRとなる)だ。

 ただでさえハイパワーで軽量というハイパフォーマンスさが売りだったホンダのフラッグシップスポーツ、「NSX」をベースにさらにブラッシュアップし、サーキット走行をターゲットとした1台として世に放たれた同モデルは、手組みのV6エンジンやエアコンレス、120kgの軽量化などなど、その本気度は業界人も舌を巻くほどで、今でも伝説の1台として語り継がれている。

 そんな「タイプR」は、1995年10月に「インテグラ(DC2)」にも設定され、そのよく曲がるシャーシと超高回転型エンジンの組み合わせは、FFの常識をひっくり返した1台として、これまた伝説的な1台となっている。NSX-Rはかなり高額だったが、同車は「誰でも買えるタイプR」を目指していたこともありって大ヒットしたのだ。いま思えばバーゲンプライスだったと思う。

 そして、1997年8月に登場したのが唯一いまでも続いているシビック・タイプRシリーズの始祖となる「シビック・タイプR(EK9)」である。このクルマも、当時の人気カテゴリーだった1600ccの世界で圧倒的なパフォーマンスを見せつけ、多くのクルマ好きの記憶に残る1台となった。

 先ほどまでに紹介した3台はどれも今でも高い人気を誇るモデルだ。

 前置きが長くなったが、今回は先述した”唯一いまでも続いている”タイプRシリーズである「シビック・タイプR」の新型がワールドプレミアによって世界初公開されたので、その詳細をお伝えする。

 7代目となる本モデルは、先代モデルのコンセプトであった「ultimate SPORT」をさらに進化させた1台となっており、タイプRに必要な要素である「速さ」と「ドライビングプレジャー」をより追求したモデルだ。

 昨年から販売されているシビックがベースとなっているが、フェンダーはワイド化されており、スポーツ走行に適した幅の広いハイグリップタイヤ(265/30ZR19)を履きこなすだけでなく、空力面もより強化することにより、空力性能がさらに向上している。

 FFといえども、これほどまでのパフォーマンスになるとダウンフォースの確保は重要な項目だ。ボディカラーは伝統のチャンピオンシップホワイトのほかに、新色としてソニックグレー・パールも導入されてる。


新着情報