ヨコハマADVAN Sportの新作をレーシングドライバーの谷口信輝がチェック! 旧型との比較で見えた驚くべき進化とは? (2/2ページ)

「ADVAN Sport V107」はすべてにおいて進化していた

 そして再びワインディングに戻ると「ADVAN Sport V107」が真価を見せ始めます。

「V105も不満のないグリップ感でしたが、V107はタイヤの剛性感が上がっていて、結果として運動性能も向上している感じで、とくにケース剛性とねじれ剛性が上がっている印象です。荷重がかかって潰れたタイヤは元の形に戻ろうと反発力が生まれるんですが、V107はその戻ろうとするときの変な反力がないので、どんなレベルのドライバーでも扱いやすさがアップしていますね。もしかしてタイヤの構造を見直したのかな?」

 確かに「ADVAN Sport V107」は谷口さんの言うように独自開発のパワークラウンベルトを搭載した新構造となっており、ステアリングの精度を高めるマトリックス・ボディ・プライを採用して周方向の剛性を向上。快適性を損なうことなく優れたパフォーマンスを発揮するようになっているのです。

「そして剛性がアップしたことでタイヤ自体のバネレートが上がり、結果的にクルマ自体のバネレートがアップしたのと同じ効果を生んで、少ない舵角でコーナーをクリアできるようになっているのもいいですね。同じサイズのタイヤなのに幅広タイヤにしたような接地感の高さを感じます」

 と話した谷口さん、タイヤのトレッド面をチェックしてあることに気付きます。

「トレッド面をみると、V107はタイヤの形状が角ばって四角く見えますね。これで接地面積を稼いでいるんじゃないですか?」

 こちらも谷口さんの言う通りで、「ADVAN Sport V107」ではより強いグリップ性能を実現するために、タイヤ形状をよりスクエアにすることで接地面積を拡大。また、接地面圧がより均一になるよう、リブ断面形状をさらに最適化したことで、より確実に路面をとらえるように進化していたのです。

「V107に乗る前は従来モデルも好印象でそんなに違いがあるのかな? って不安でしたけど、乗り比べたらハッキリこっち(ADVAN Sport V107)がいい! ってなりましたね。よかった(笑)」

 このように全方位において従来モデルよりも進化を見せてくれた「ADVAN Sport V107」。谷口さん曰く、「一般の人が乗ってもすぐわかるレベルで違いがある」ということなので、スポーティかつコンフォータブルなプレミアムタイヤをお探しの方はぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか?

 装着タイヤ:ADVAN Sport V107(アドバン・スポーツ・ブイイチマルナナ)
テスト装着サイズ:245/45ZR18 100Y(メルセデス・ベンツ C 220 d 4MATIC オールテレイン)
問い合わせ:横浜ゴム株式会社 TEL:0120-667-520 受付時間:平日(月〜金)9:00〜17:00
https://www.y-yokohama.com/product/tire/advan_v107/


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

-

愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

新着情報