ベースモデルなだけに”ガワ”は立派
ホンダ・シビック(FD2型)
FD2型のホンダ シビックと聞いて真っ先に思い浮かべるのは、2リッターNAエンジンでありながら220馬力を8000回転で叩き出す高回転型エンジンを搭載する「タイプR」であろう。
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しかし、この世代のシビックのFD2型はタイプR以外にも存在していて、それが「2.0GL」というもの。こちらは車検証上こそ同じ「K20A」型エンジンを搭載しているものの、その出力は155馬力と大変マイルドなもので、トランスミッションも5速ATのみ。つまり、普通のシビックのセダンということになるのである。
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もちろん基本ボディは共通しているので、シビックタイプR風のカスタムを施されることもあったが、現在タイプRは盗難のターゲットにされやすい車種でもあるので、2.0GLをタイプR風にしていて盗まれてしまっては目も当てられない事態となってしまうだろう。
スバル・インプレッサ(GC8型)
登場から今年で30周年となるスバル インプレッサ。初代モデルのイメージリーダーとしては、やはりWRカーのベースともなった水平対向4気筒2リッターのEJ20型エンジンを搭載したGC8型となるだろう。
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しかし、そんなGC8型にも実はノンターボのEJ20を搭載した「HX-20S」というグレードが存在していたのだ。
この「HX-20S」は車両型式だけでなく、エクステリアもターボエンジンを搭載したWRX系に近いものとなっており、大型フォグランプを備えたエアロ形状のフロントバンパーやリヤウイング、そしてアルミホイールが標準となるなど、ボンネットにダクトがない以外は、ターボモデルと見間違えるほどスポーティな仕上がりとなっていた。
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そもそもこのグレードがNAモデルの最上級かつスポーティなグレードの扱いだったので当然と言えば当然なのだが、激安なGC8だと思って飛びついたらノンターボだった……ということのないようにご注意いただきたい。