またも顔の違うワゴンRが追加! 大注目も「カスタムZ」を含めて最新ラインアップを整理してみた (1/2ページ)

この記事をまとめると

スズキ・ワゴンRは軽自動車に革命的な室内の広さを与えたパイオニア的存在

■現行型は2017年にFX、FZ、スティングレーという3つグレードを用意して登場

■2022年8月の仕様変更で新設定されたカスタムZは注目すべきグレードだ

6代目登場時の「FZ」は3代目以降のスティングレーに相当

 軽自動車に革命的な室内の広さを与えたパイオニア的1台が、1993年に発売された、ハイトワゴンというジャンルを先駆けた初代スズキ・ワゴンRだった。以降、その流れを受けて、各社のハイトワゴン、そして今を席巻するスーパーハイト系軽自動車が誕生したことになる。当時、軽自動車らしからぬ室内の広さに驚愕したことは、今でも記憶に残っているほどだ。ちなみに車名のRの由来は、レボリューション&リラクゼーション。つまり革新的でくつろげるワゴンという意味であった。

 そんなワゴンRは現在、2017年デビューの6代目。初代を現代的にアレンジしたエクステリアデザイン、5代目から進化を遂げたマイルドハイブリッドによるパワーユニット、スズキの上級車並みの先進運転支援機能の搭載、ライバルよりフラットになる後席のシートアレンジ性などが大きな特徴となる。

 6代目登場時のラインアップはベーシックなFX、スタイリッシュさを前面に出したFZ、ストロングをアピールするスティングレーという3つグレードで、それぞれ別の顔を持っていた。注目点は3代目以降のスティングレーに相当するのがこの6代目では標準系のFZだったこと。6代目スティングレーはその上のさらに尖った、2代目RRのようなカスタマイズ派向けのアメリカンなテイストを意識したグレードとなったのだ。スティングレーの顔がアメ車っぽく見えたとしても!? 当然である。

 最新のモデルラインアップは、なんと121.9万円から買える標準車のワゴンR(2WD/4WD、ガソリンエンジン、マイルドハイブリッド、CVT/5速MT)を基本に、カスタム系のワゴンRスティングレー(2WD/4WD、マイルドハイブリッドターボエンジン)の2グレードを基本とし、整理されている。

 そんなワゴンRが2022年8月30日に一部仕様変更を行うとともに、新たにワゴンR カスタムZグレードを新設定。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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