なぜSUVには専用タイヤがいいのか? 愛車のネガを解消する「ブリヂストン・アレンザ」の性能とは (1/2ページ)

いまどきはドライ路でも専用タイヤを選ぶ時代!

 たとえば雪道だったり、レースだったり、はたまた砂地や岩場などのオフロードであったり、いわゆる舗装路以外を走行するとき、専用タイヤを選ぶ必要性があることは、多くの人が理解しているだろう。だが、グリップ云々を気にするようなスポーツカー乗り以外のユーザーで、いわゆる日常使いでの一般道や高速道路しかクルマを使わない人がサマータイヤを選ぶとき、ほとんどがサイズと値段、せいぜいお気に入りのメーカーで選ぶ程度だろう。だがいま、そんな時代には終わりが来ているといっていい。

 ところで、いま世の中が空前のSUVブームであることはご存じだろうか? SUVという言葉を知らずとも、背も車高も高めの力強い雰囲気のクルマが街に増えていることには、なんとなく気がつくのではないだろうか。いわゆるSUVは、ドライビングポジションの高さによる視界のよさや、十分な室内高による優れた居住性などにメリットがある。だがクルマというのは難しく、走りの安定感、操縦安定性という意味でいえば、背が低い──それによってもたらされる重心の低さや、軽量であること──重くすることは簡単で重量バランスをコントロールしやすい、などが有利になる。つまりSUVのようなクルマは不利になり、スポーツカーのほうが有利になるのだ。

 そんなSUVの走りのネガを解消するために生まれたタイヤがある。今回紹介するSUV専用設計タイヤ、ブリヂストンのアレンザだ。そしてアレンザには快適性重視のLX100(エルエックスヒャク)と、スポーツ性重視の001(ゼロゼロワン)の2銘柄が揃う。それぞれ、どこにメリットがあるのかをお伝えしたい。

 まず、LX100。このタイヤがもたらすものは大きく3つで、「静粛性」「ふらつき低減」「高い耐摩耗性」となる。

 SUVは背高で大柄なボディゆえに、同クラスのほかのモデルに比べて、重量が重くなりがちだ。加えていまは電動化の時代。ほとんどのSUVにハイブリッドグレードが用意され、燃費やリセールの高さからハイブリッドを選ぶ人が多い。ハイブリッド車にはエンジンに加えて、モーターやバッテリー、パワーコントロールユニットなどの重量物がプラスされるために、より重量が重くなりがちなのだ。それを支えるためにタイヤのトレッド幅も太くなるため、タイヤと路面から発生するノイズも自ずと大きくなってしまう。

 LX100は、3Dノイズ抑制グルーブ、3Dノイズカットデザインをトレッド面に施すことにより、発生する音を低減。すでに騒音対策を施していたブリヂストンの従来モデルDUELER H/L850に比べても、新品時で22%の騒音エネルギー低減を実現した。加えてシークレットグルーブを設けたことで、摩耗時でも静粛性を保てるようになっている。先ほどの従来品に比べ、60%摩耗時にも騒音エネルギーが9%減少しているのだ。

※詳しくはALENZA公式サイトを参照

 前述した重心高の高さゆえに発生する、レーンチェンジやS字カーブなどでの車両のふらつきに対しては、タイヤのサイドウォールをチューニングすることで対策。日常使用のさまざまな場面で安定した挙動となるため、知らずと安心感がもたらされるのだ。もちろんふらつきが抑制されることは、同乗者のクルマ酔いにも効果があるだろう。

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