中身もガチじゃん! とにかく外遊びの「楽しさマシマシ」になる”ギア”感たっぷりの軽自動車5選 (2/2ページ)

どこへでも乗っていきたくなるような相棒感が最高!

 3台目は、ホンダが新しい感性で作った商用軽バン、N-VAN。荷物を大量に運ぶことができる工夫が随所にあるのですが、それが車中泊などにもピッタリと、アウトドア好きな人からも支持されている軽自動車です。なんといっても、助手席側のピラーをスライドドア埋め込み式とすることで実現した、ガバッと広大な開口部。横幅は1580mm、高さは1230mmで、テールゲートからだけでなく、サイドからの荷物の積み下ろしもスムースです。

 また、荷物の出し入れだけでなく、テーブルを置いて看板を出せば、移動式店舗に早変わり。大きな改造をしなくても移動式店舗として使えそうなので、何かやってみたいとアイディアを刺激されちゃいそうですね。シートアレンジも、運転席以外はすべて薄く小型のシートを採用しており、簡単にフラットに。助手席と後席の隙間を埋めるブリッジボードや、運転席に小物などが侵入するのを防ぐ板が装備されたり、荷物によるキズがつきにくいトリム形状を採用するなど、広いだけでなく細やかな配慮もあります。

 カラーラインアップも黄色や水色などポップな雰囲気のカラーがあり、内外装がよりオシャレになる「+STYLE」を選ぶと、街なかでも映えること間違いなしです。

 4台目は、かつて軽クロスオーバーの先駆け的存在だったネイキッドの再来か!? と噂された、ダイハツ・タフト。毎日を楽しくしてくれる、頼れる相棒がコンセプトとなっていて、デザインはフロントマスクからルーフ、サイドにいたるまで、一貫してスクエアなボディ。張り出したフェンダーアーチや15インチの大径タイヤ、アンダーカバーはタフでワイルド。

 あえてメッキパーツは最小限にし、シンプルな道具感を強調した標準デザインと、ダイハツエンブレムを取っ払ってまでメッキバーを太く配したフロントマスクが存在感バツグンのクールバージョンもオシャレです。タフトがいちばんアウトドアを感じさせてくれるのは、全車標準装備となっている「スカイフィールトップ」。前席の頭上からガバッと大きなガラスとなるルーフは、室内に前代未聞の開放感をもたらしてくれるのです。

 走りながら見上げる青空や夜景、雨の日の雨粒まで、いろんな景色を届けて毎日を彩ってくれるはず。忙しい時間のなかでも、タフトがあれば四季を感じることができそうです。

 5台目は、全身からアウトドア感、ギア感が放たれている軽自動車とも言える、スズキ・スペーシアギア。2021年末に少しデザインがアップデートして、新デザインのブラックアルミホイールとなりました。インテリアもインパネのカラーパネルや、シートのアクセントカラーが凝っていて、助手席の前のアッパーボックスがスーツケースをモチーフにしているのは有名な話。座っているだけでも、旅行気分になれるのです。

 カーキのステッチがおしゃれなシートは、全席が撥水加工されているので、実際にアウトドアレジャーに出かけた時にも、濡れた服などで座っても大丈夫。汚れに強く、お掃除がラクなのも嬉しいですね。

 後席には折り畳み式のシートバックテーブルがついているので、近所の公園でランチをいただくだけでも、ちょっとしたアウトドア気分を満喫。もちろん、フルフラットにすると車中泊にもイケます。

 ということで、スポーツの秋、食欲の秋と、いろんなシーンでアウトドアを感じさせてくれる軽自動車たち。このトレンドはまだまだ続きそうです。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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