新しいラングラーは電気の力も手に入れて道なき道を突き進む! プラグインハイブリッドのジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン 4xeを発売 (1/2ページ)

この記事をまとめると

ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン 4xeの受注を開始

■プラグインハイブリッドシステムを搭載し、約42kmのEV走行が可能

■瞬時に最大トルクを発するモーターの特性により従来モデル以上のオフロード性能を有する

約42kmものEV走行を実現した新時代のラングラー

 遡れば、第二次世界大戦中の多目的軍用車に端を発する生粋の4輪駆動車メーカーのジープ。その代表モデルであるラングラーは、誰が見てもジープと認識できるエクステリアデザインと、圧倒的な悪路走破性で人気を不動のものにしている。

 そんなジープ・ラングラーに新たなモデル「ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン 4xe」を追加し、受注を開始した。

 このモデルの最大の特徴は、プラグインハイブリッドシステムを採用したことだ。

 2リッター直4ターボエンジンにふたつの電気モーターを組み合わせたシステムを搭載。350VのリチウムイオンバッテリーによるEV走行可能距離は約42kmを実現しており、充電は家庭用の200Vの普通充電に対応している。

 電気モーターのひとつはエンジンにマウントされ、エンジンの燃料消費を抑えるとともに、回生によってバッテリーへの電力供給も担う。

 もうひとつは高電圧モータージェネレーターとしてトランスミッション前部に搭載。このモーターとトランスミッションの間にはふたつのクラッチが存在し、エンジンと電気モーターを制御する。ひとつはバイナリークラッチと呼ばれるもので、100%EV走行とエンジン&モーターによるハイブリッド走行を切り替える。もうひとつのクラッチはトランスミッションとの噛み合いを調節し、ドライバビリティと効率性の向上を担う。

 ドライブモードは3モードを用意。道路状況やドライバーの操作に応じて電気モーターとエンジンの作動状況を自動で最適化する「ハイブリッドモード」、100%EV走行をする「エレクトリックモード」、バッテリーの充電レベルを維持する「e-SAVEモード」を運転席のボタン操作で選択可能だ。

 回生ブレーキは4×2走行時には後輪から、4×4走行時には4輪すべてから制動エネルギーを回収してバッテリーに供給する。さらに、制動エネルギーの回収を最大化して発電力を高める「Max Regen」機能を作動させることも可能だ。


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