じつは梅雨時の掃除がオススメだった! 気がつけばヒドいことになっているクルマの室内「汚れの温床」ポイント5つ (2/2ページ)

天井が臭いの原因になっていることも!

 3つ目は、シートの座面と背もたれの隙間部分。ここにもホコリをはじめ、車内で食べたスナック菓子やパンくず、髪の毛や10円玉などいろんなモノが挟まって汚れています。背もたれをいっぱいに倒すことが多い後席は、その時に汚れに気がつくので掃除をしやすいのですが、意外にやらないのが運転席。つねに誰かが座っている状態で、あまり背もたれをいっぱいまで倒す機会がないので、気がつきにくくなっています。汚れを放っておくと、汗や水分などが溜まって臭いやカビの原因になることもあるので、まずは定規や割り箸などの薄いもので挟まっているモノをかきだし、掃除機でよく吸い取っておきましょう。

 4つ目は、ミニバンなどに多い、フロアのシートレールのなか。とくに子どもが座ることの多い2列目シートのレールのなかには、ホコリだけでなくポテトやベビースターラーメン、短いストローやラムネなどなど、まぁいろんなモノが落ちて溜まっています。なかなか掃除機で吸い出しにくいところなので、割り箸など細い棒でかき出しながら吸い取ったり、割り箸の先にガムテープをつけて粘着して取り出すなど、地道な作業ですが頑張ってきれいにしておきたいですね。

 5つ目は、車内で喫煙する人や油物のお弁当などをよく食べる人は、とくに念入りに掃除しておきたい天井です。臭いの原因になっていることも多く、子どもを後席に立たせて着替えなどをする人も、子どもが汚れた手で天井を触っているかもしれません。なかには、休憩中に手にボールペンや口紅などを持ったまま伸びをしてしまい、天井を汚してしまったという人や、日焼け止めを塗ったばかりの手で触ったら白くなってしまった、という人もいました。スプレー剤などを使ってしっかり掃除をしたい場合には、大きめのレジャーシートなどでシートやフロアを覆っておくと、下に垂れても安心。ヤニ汚れや頑固なシミなどは、使い古しの歯ブラシで優しくこすって汚れを浮き上がらせてから、拭き取ります。最後に乾拭きで仕上げるのも忘れずに。

 ということで、まめに車内の掃除機をかけたり、コロコロでシートやフロアのゴミを取ることも大事ですが、たまにはこうした細かな部分も掃除をして、いつも快適な車内でドライブしたいですね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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