ユルけりゃいいってもんじゃない! クルマのお出かけが数倍楽しくなる「至福のゆったりドライブ」が楽しめる現行車6選 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ドライブをゆったりと楽しめる現行のクルマをピックアップ

■かつて古いアメリカ車はフワッとしたシートや細いステアリングなど気持ちをおおらかにしてくれた

■現代ではスバル車にゆったりとドライブできるクルマが多い

ゆったりドライビングカーといえばかつてはアメ車が定番

 ドライブをゆったりと楽しめるクルマ……、筆者の過去の試乗経験からいえば、かなり古い話にはなるものの、アメリカ車のビュイック・パークアベニュー、キャデラック・エルドラドなどがそうだった。豪華絢爛とした内装、フワッとしたソファそのもののシートのかけ心地と乗り心地は、ステアリングを握ると気持ちまでおおらかにしてくれたものだ。また、心を落ち着かせてくれるジェントルさ溢れる乗り味を示してくれたクルマにはジャガーがあった。

 が、アメリカ車も最近は欧州車に匹敵するしっかりとした乗り味、機敏な操縦性、ドシリとした乗り心地にシフト。昔のアメリカ映画に出てくるような、フロントベンチシートで細身のステアリング、クルマを運転していることを忘れさせてくれるような操縦感覚、乗り心地を味わえるアメ車はもう望みにくい。

 とはいえ、現代のクルマでも、ドライブ、運転をゆったりとした気分で味わえるクルマがある。たとえばスバル・クロストレックの17インチタイヤを装着するツーリングのFFがそうだ。

 操縦性はしっかりしているものの、シートのソファ感ある絶妙に快適なかけ心地、ゆったりとした乗り味がじつに心地よく、爽快な気分のままストレスフリーで目的地にたどり着くことができる(たとえ遠路でも)。

 スバルではレガシイ・アウトバックもゆったり乗れる1台。何しろ主な仕向け地は北米。大柄でおおらかな乗り味を身の上としている。ハンズオフも可能なアイサイトによる安楽な運転もそうしたゆったり快適なドライブに拍車をかける。

 そんなスバル車に新たに加わるのが、レヴォーグ・レイバックだ。つまり、レガシィツーリングワゴンの時代から受け継がれるスバル自慢のスポーツワゴンのキャラクターに、クロストレック的なクロスオーバーテイストを加えた新型車。

「レイバック」の意味は、ロックミュージックでもそうであるように、「ゆったり、のんびりしたさま」であり、ワゴンのレヴォーグの「ゆったり乗れる」バージョンと言っていいだろう。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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