最近の日本車がヤバイくらいいい! デザインのプロが絶賛する外観の国産車5選 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■現行の国産車のなかから良いデザインだと思えるクルマを5台紹介

■世界で活躍するデザイナーからも高評価を得ているモデルがある

■最近の流行りは煌びやかな豪華な見た目ではなく原点回帰の方向にある

日本車でデザインがズバ抜けていいモデルを勝手に選出

 じっくり練り込まれ、大人の鑑賞に耐えうる優れたデザインといえば、かつては欧州勢など輸入車の特権と言える状況でした。しかし、たとえば新型プリウスなど、最近の日本車もずいぶんとカッコよくなったという声もあります。そこで今回は、現行の国産車からグッドデザインの5台を選んでみました。

社長の「本来の姿に戻るべき」の声に応える

 まず最初は、トヨタのランドクルーザー250シリーズを取り上げます。8月に世界初公開されると、プリウス同様にそのスタイリングは大評判で、発売前ながら先日のジャパンモビリティショー会場で目にした方も多いのではないでしょうか?

トヨタ・ランドクルーザー250の2台並び

 豪華路線にあったプラドシリーズから一転、原点回帰をテーマとした250シリーズは、先行した300シリーズを上まわるボクシーさに変身。ただ、単に直線だけでまとめるのではなく、ボンネットフード先端の丸みやショルダーラインの凹面など、筋肉質的に引き締まったボディが魅力です。

ランドクルーザー250

 また、丸形ランプを採用したフロントが話題ですが、縁取りをすることでボディと別体になったようなリヤパネルもじつにユニーク。立体的なスタイルをより強調しているのがキモです。

ホンダのシンプルデザイン路線の筆頭に

 2台目は、ホンダのステップワゴンです。初代は1990年代のクリエイティブ・ムーバーシリーズとして道具感あふれるスタイルが特徴でしたが、最近は少々蛇足気味に。そこで、ランクル同様原点回帰的なモデルチェンジとなったのが現行の6代目です。

ホンダ・ステップワゴン(6代目)のフロントスタイリング

 クリーンなボックスシェイプは、最近のホンダデザインをもっとも先鋭的に示したもの。徹底して磨き込んだ面に細くシャープなキャラクターラインを刻んだボディは強いカタマリ感を持ち、初代や2代目をオマージュした縦長のリヤランプがよく似合います。

ホンダ・ステップワゴン(6代目)のリヤまわり

 もちろん、箱型といってもフロントの絞り込みなど滑らかな曲面が巧妙に取り込まれており、とくに「エア」では柔らかな表情が出色です。販売苦戦は装備など商品企画に理由があると聞きますが、それが本当ならもったいない話ですね。

ホンダ・ステップワゴン エアー(6代目)のフロントスタイリング


すぎもと たかよし SUGIMOTO TAKAYOSHI

サラリーマン自動車ライター

愛車
いすゞFFジェミニ4ドア・イルムシャー(1986年式)
趣味
オヤジバンド(ドラムやってます)/音楽鑑賞(ジャズ・フュージョンなど) /カフェ巡り/ドライブ
好きな有名人
筒井康隆 /三谷幸喜/永六輔/渡辺貞夫/矢野顕子/上原ひろみ

新着情報