性格が異なるアルヴェルだからカスタムコンセプトも同じでいいわけない! 「上質と洗練」を表現する「モデリスタ」はセンスが光るアルヴェルを展示【TAS2024】 (2/2ページ)

ヴェルファイアはブルーLEDライトが印象的

 一方のヴェルファイアのデザインコンセプトワードは「BEAST RAZOR」。

「猛々しさの迫力」と「シャープエッジの持つ精悍さ」をデザインで表現しているそうです。

 こちらもベース車両のデザインを損ねることなく、もともと持っているキャラクター性を際立たせる方向のモディファイが加えられています。

 こちらのヴェルファイアの見どころもやはりフロントマスクでしょう。

 まるで猫科の猛獣やオオカミの威嚇を思わせるようなグリル下部の開口部と、牙のように青く光るコの字型のLED発光部が、野生の猛々しさを感じさせます。

 両車ともリヤのルーフスポイラーの端面に横一文字のブルーLEDライトが仕込まれていて印象的ですが、ヴェルファイアはフロントとリヤともにブルーの発光部で統一感があります。

 そして、足もとに煌びやかさを加えてくれるのが、オリジナルデザインのアルミホイールの存在です。

 鋭い猛獣のツメのような細身のスポークからは鋭くシャープな印象を受けますが、少し引いて見ると、それがまるで5対の花びらのように構成されているという独特な存在感のデザインです。

 シルバーの部分は切削加工によりシャープさを際立たせていて、さらにトップコートにラメを配合して煌めきを加えるという芸の細かい演出がなされています。

 ブース内の要所には黄色い洋蘭(オンジウム)が配されていて、上品さとビビッドなアクセントを添えています。ちなみにこの花は生花だそうで、ブランドのイメージに込められた「本物」の存在を感じて欲しいという演出とのこと。

 中央の黄色い十字のレリーフは「五感」を表したもので、視覚だけに留まらず、「五感に響く機能価値」を実現していくという意思の表れとのこと。

 ユニフォームも抜かりなく、専用のデザインで仕立てられたものを着用されていました。

 コンパニオン用には、上品でシックな黒を基調としたデザインのものを、そしてスタッフ用には上品さをアピールしつつ、親しみやすさも感じられるライトグレーの柔らかいデザインが採用されています。

 一般特別公開日のプレスカンファレンスでは、タレントで服飾デザイナーでもある篠原ともえさんが登場して、集まったファンを湧かせていました。

 カーデザインと服飾デザインとではジャンルがまるで異なりますが、篠原さんは何回かプライベートでオートサロンに訪れたことがあるそうで、モデリスタの存在が気になっていたということから、今回の特別出演が実現したそうです。


往 機人 OU AYATO

エディター/ライター/デザイナー/カメラマン

愛車
スズキ・ジムニー(SJ30)※レストア中
趣味
釣り/食べ呑み歩き/道の駅巡りなど
好きな有名人
猪木 寛至(アントニオ猪木)/空海/マイケルジャクソン

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