ありそうでなかった「マットブラック」で染めたランクル70! 狙いを担当者に直撃した【TAS2024】

この記事をまとめると

■東京オートサロン2024にトヨタ車体がブースを出展

■トヨタ車体は「LAND CRUISER BASE CUSTOM Black CRUISER 70」を公開

■このクルマを担当した森川さんにお話をうかがった

ランクル70の別の一面を浮かび上がらせる

 今年も3日間で23万人もの来場者を数えた東京オートサロン。いまでは多くのメーカーが出展していますが、カスタマイズカーの祭典としてモビリティショーとは異なる雰囲気を創り出しているのが特徴です。そんなメーカー系から気になるデザインのクルマについて、担当者に直撃インタビューを試みました。今回はトヨタ車体ブースから「LAND CRUISER BASE CUSTOM Black CRUISER 70」を直撃です。

 トヨタではGAZOO Racingブースで多くのスポーティカーが展示されていましたが、おもにミニバンを手がけるトヨタ車体ブースではランクル主体の展示がユニークでした。そこで、ブラッククルーザー70を担当したデザイン部の森川さんにお話をうかがうことができました。まずは企画のキッカケから……。

「昨年11月に再販となったランドクルーザー70は、ご存じのとおり世界中で活躍する人気車なのですが、たとえばボディサイドのシュノーケルや、フロントのウインチなど、海外専用のパーツを日本でも販売してくれないかという声が多いんです。じゃあ、それを前提にコンセプトカーを作ってみようと」。

──なるほど。では、それに当たってブラックのボディとしたのはなぜでしょう?

「ランクル70というと、イメージとしてはベージュやホワイトのボディだと思うのですが、じつは今回の再販ではブラックも設定されたんですね。このブラックは少し高級感があるというか、ほかの2色とは毛色が違う。その魅力を引き出してみようと考えました」。

──たしかに質感がチョット違いますね。ただ、このコンセプトカーではマット塗装に変更されていますね。

「はい。今回遊び心から『黒船』というサブネームも設けたのですが(笑)、無骨でありながら、より高級でモダンなイメージにしたかったんですね。ちなみに、このクルマはできれば市販したいと考えているのですが、その場合にはマット塗装だとメンテナンスが難しいので、ラッピングなどで対応できればと……」。

──先のシュノーケルやウインチのほかに専用のパーツなどはありますか?

「あとはメッキのドアミラーも海外専用品ですね。その他は、いわゆるサードパーティさんの商品を使わせてもらっていて、たとえばホイールやリヤのスペアタイヤカバー、サイドステップなどが流用品となります」。

──うまくブラックの商品が揃うものですね。ではインテリアではどうでしょう?

「まずはシートで、部分レザーだったものを社内でフルレザーに変えていて、これだけでもかなり高級感が出せていると思います。また、インパネやドアの肘置き部分の金属調パーツも新規ですね」。

──なかなかユニークな企画ですが、今回仕上げてみてどのように感じましたか?

「再販に当たってはフロントランプなどを新しくした部分もあるのですが、それだけでなくもっと70の新しい一面というか、別の世界観を出せたのではないかと思います。その点、自分たちも色の持つ力を再認識したと言えるかもしれませんね」。

──たしかにベージュやホワイトとはまったく違う世界観ですね。本日はありがとうございました。


すぎもと たかよし SUGIMOTO TAKAYOSHI

サラリーマン自動車ライター

愛車
いすゞFFジェミニ4ドア・イルムシャー(1986年式)
趣味
オヤジバンド(ドラムやってます)/音楽鑑賞(ジャズ・フュージョンなど) /カフェ巡り/ドライブ
好きな有名人
筒井康隆 /三谷幸喜/永六輔/渡辺貞夫/矢野顕子/上原ひろみ

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