歌舞伎町のエレクトリカルパレードが消える! ど派手な「宣伝トラック」はそろそろ見納めか? (2/2ページ)

クルマに出す広告はこの先広まっていく可能性も

 こうした規制の盲点を突いたやり方は、そう長くは続けられないことが多い。短期間に荒稼ぎしてしまおうというのが通常のパターンだが、アドトラックについては比較的長期に活躍している印象だ。

 2025年度には、何らかの条例で9都県市を走ることが規制されるのかもしれないが、さらに遠くからトラックで走ってくればいいのであれば、抜け道はありそうだ。

 最近は荷物を運ぶ普通のトラックのボディに広告を貼り付けた、いわばハイブリッド型のアドトラックを見かけることもある。乗用車にも大きなステッカーを貼って走りまわることで収益を得るサービスもあるが、より大きく目立つトラックでもそんなサービスが登場している。こちらは健全な広告に限られる(現在のところ屋外広告の規制に対応している)のだろうが、今後はどういう風に進化していくか、見守っていきたいところだ。

 バイクや自転車、歩行者でも広告を背負ったもの、タクシーだけでなく一般のクルマにも広告を表示するサービスがあるだけに、街を走る車両が広告で埋め尽くされる時代がやってくるのかもしれない。


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