内部撮影不可のレア車両は必見! ニッポンを守る自衛隊ブースがファンにはたまらない内容だった【大阪オートメッセ2024】 (2/2ページ)

キッズにはうれしい制服着用体験コーナーも

 ところで自衛隊ブースは大人が楽しめる展示だけではない。子どもも楽しめる制服着用体験コーナーがあるのだ。おそらく足の立っている子なら3歳児ぐらいから着られそうな小さなサイズまで、特別に仕立てたのだそう。陸・海・空、それぞれの迷彩服、セーラー服、フライトジャケットなどが選べて、ディティールももちろん手抜きナシ。自衛隊のゆるキャラ「まもるくん」と記念撮影もできる。

 ところで先の2台の展示車両は車両内部も見学可能だが、車内は機密なので撮影はご遠慮くださいの一台が、軽装甲機動車だ。重機でおなじみの小松製作所製で、装甲性能を備える関係上、車重はじつに4.5tにも上る。ところが全長は4400mmと意外にコンパクトで、定員は4名。後席のルーフにはハッチがあって銃座に上がれる造りだ。乗り降りもドアというよりハッチといえる代物だが、外ヒンジやキー穴が妙にレトロなところが泣かせる。

「運転は……高機動車両などと比べたら格段に難しいですね。横方向だけでなく前方の視界もけっこう限られていますし。そこが民生用モデルもある車両とは大きな違いかもしれないです」と、運転を担当する自衛官は説明してくれた。クルマ全体と一緒に写真を撮らせて下さいとお願いしたら、ナチュラルに直立不動、そして握りこぶしを軽く握ってくれた。ちなみに当日朝の大阪は2度という冷え込みだったが、その迷彩服の下、もしかして1枚だけですか?

「ええ、半袖なので寒いです。でも装備をお見せするのも目的ですので、気合で何とか。演習のときに比べたら全然、もっと寒いですから」。

 無地平穏とは、タダでそこにあるものではないのだ、やはり。


南陽一浩 NANYO KAZUHIRO

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