これぞナンバープレートの日本代表!? 登場したての「東京都の地方版図柄入りナンバープレート」を社用車「ジムニー」に着けてみた (2/2ページ)

東京都民でなくても欲しいデザインに!

 申し込みは、最初に図柄入りナンバー申し込みサービスというサイトにアクセスし、このページ内の「インターネットで申し込みを行う方へ」という箇所をクリック。

 ページに入ると「交換」「希望番号」と選択できる画面に繋がるので、自身の車両が該当する箇所を選択し、手続きを始めるといった流れ。それぞれの区別は以下のようになっている。

「交換」

 現在ついているナンバーの番号をそのままに、図柄入りに変更する場合の手続き

  

「希望番号」

 自身の好きな数字を使用してナンバーを発行する場合

 ただし、希望番号で申し込む場合は以下条件に当てはまるユーザーとなる

(1)新規登録を行う場合。

(2)管轄変更を伴う名義変更(移転登録)または転居による住所変更(変更登録)を行う場合。

(3)現在のナンバープレートが紛失、破損、汚損して番号変更を行う場合。

(4)ご当地ナンバーへの番号変更を行う場合。

 現在所有しているクルマのナンバーを変更する場合の多くは上記の「交換」が該当。「希望番号」は、新車や中古車の購入時に使用することが多い。今回はすでに納車されているジムニーを使用するので「交換」を選択した。

 そのあとは、画面に沿って必要事項(氏名や住所など)を入力して手続きを進める。この際、車検証に記載されている情報も必要になるので手もとに用意しておこう。

 必要事項の記載が終わったら、決定ボタンを押して完了だ。ここで不備があると申込内容が戻ってきて、再入力が必要になる。ちなみに交換の場合、車両情報は翌日の午前9時頃に照会される仕組みなので、1度不備があるとすぐに直しても翌日の確認(土日祝や年末年始は除く)となるので、急ぎの人は注意が必要だ。なお、図柄入りナンバー全種類は字光式ナンバーには対応していないのでご注意を。

 費用に関しては地域によって多少前後するが、編集部が籍を置くエリアは「品川」なので、登録車の交付料金が8200円(前後2枚1組)、軽自動車は8300円となる。ちなみに「図柄入りナンバープレート」には2種類存在しており、1つはモノトーンタイプで、もう1つがフルカラータイプだ。前者は8300円のみを支払った人に発行されるモノとなっており、後者は1000円以上の寄付金を納めた人が選択可能となる。聞くところによると、「寄付はするけどモノトーンがいい!」という声が男性ユーザーに多いという。この場合も対応可能とのことなので、寄付をしてモノトーンという選択肢も粋かもしれない(寄付金なしでフルカラーはもちろん不可)。

 さて。諸々の手続きが終わったらついに交換だ。

 今回使用するジムニーは軽自動車なので、「東京運輸支局」ではなく、軽自動車を専門に扱う「軽自動車検査協会東京主管事務所」に向かう。ナンバーの発行は支払いから約2週間後となるので注意が必要だ。期間は装着可能となった日から1カ月となる(今回の場合は令和6年2月14日から令和6年3月13日までとなっていた)。平日しか対応していないので、その点も注意が必要。

 事務所に到着したらまず機械に、メールに記載された「受付番号」を入力し、申し込み証を発行する。出てきた紙に必要事項を記入して提出する流れだ。

 受付が済んだら、「番号標交換申請書」と「車検証」を持って別の窓口へ向かい、そこでもう1度手続きを行う。そこで確認の認印を貰ったら元の窓口へもう1度向かい、先程の書類と車検証を提出。

 不備などがなければ、領収書と引換証をもらい、装着されているナンバーを外して提出。すると図柄入りナンバーが出てきて手続き完了だ。

 新品ピカピカで袋に入っているナンバープレートは非常に輝いて見える。このような状態でナンバープレートを受け取ることがないので新鮮だ。

 所要時間は混んでいなければ30分程度、混んでいると最長で90分ほど掛かるそう。

 ナンバーを受け取ったら、数字などに間違いがないか確認して装着だ。今回は軽自動車なので封印などはない。よって受け取ったら自身で交換する。事務所にはプラスドライバーが用意されていることが多いが、念のため自分でもっていくと安心だろう。

 装着が終わったらそのまま帰れるのだが、付けてみて開口一番に出たセリフは「めっちゃいいじゃん!」のひと言。このデザインとジムニーの組み合わせは文句なしではないだろうか!?

 格好よさと可愛さが絶妙にマッチしたジムニーに、東京らしさがバランスよく詰め込まれたこのデザインのナンバー、着けない以外の選択肢はないのではないだろうか!? 東京に馴染みの薄いひとでも惹かれるデザインで、図柄ナンバー日本代表といっても過言ではなさそうだ。さりげないドレスアップ効果も持ち合わせているのも魅力ポイントでもある。ちなみに、これは軽自動車用なので枠が黄色くなっている(普通乗用車であれば枠はなし、事業用であれば枠が緑となる)。

 さて。このナンバーをつけたら1つやってみたいことが筆者にはあった。それが「聖地巡礼」だ。昨年の全国版図柄入りナンバーでは花柄だったこともあり、聖地のようなものはなかったが今回は違う。そう、東京タワーが書かれているのだ! 桜は時期的に難しかったが、東京タワーならすぐ行ける! と言うわけで、日を改めて早速東京タワーに向かってみた。

東京タワーのそばに着いて、「東京都の地方版図柄入りナンバー」とジムニーを一緒に眺める。「これがやりたかった……!」と、叫ばずにはいられない。

 そしてこのナンバーこれまでの地方版図柄入りナンバーにある「ナンバーの地域名毎」という縛りがないのが大きな特徴。なので、今回は「品川」ナンバーでやったが、東京都内の「世田谷」「足立」「江東」「葛飾」「練馬」「杉並」「板橋」「多摩」「八王子」でも同じ柄を装着できる。

 この「各都道府県全域で選べる図柄」の地方版図柄入りナンバーは「秋田県」「栃木県」「群馬県」「沖縄県」、そして今回の「東京都」で交付しており、今後も種類が増えることが期待される。

 ちなみに、今回手続きに携わってくれた担当の方に話を聞いたところ、東京都の地方版図柄入りナンバープレートは2024年2月28日の段階で600件以上の申請があったそうで、評判はいいようだ(軽自動車検査協会東京主管事務所内のデータ)。

 編集部に戻ると、「可愛くていいじゃん。ジムニーに似合ってる」と評価は上々。社用車での移動が今後さらに楽しくなるはずだ。


WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

編集者

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