インドネシアの最新タクシー「トヨタ・トランスムーバー」に乗った! 次期JPNタクシーはこれを導入するのもアリ!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■インドネシアではタクシー車両としてトヨタ・トランスムーバーが高いシェアを誇っている

■トランスムーバーのベースであるアバンザがフルモデルチェンジしたのにあわせて、トランスムーバーも新型に切り替わった

■インドネシアのタクシーは新型トランスムーバーとなってグレードアップした印象を受ける

インドネシアのタクシーはトヨタ・トランスムーバーが定番

 筆者が自動車ショーの取材のためにインドネシアを訪れるようになって10年ほどが経った。訪れ始めたころのタクシー車両は、トヨタの新興国向けコンパクトセダンとなる「ヴィオス」ベースの「リモ」というモデルがほとんどであった。ちなみにインドネシアでは、タクシー車両と同じ車名のクルマはマイカーとしては敬遠される傾向にあるとのこと。

 ホンダは新興国向けMPV(多目的車)となる「モビリオ」を、そのままの車名でタクシー車両として供給しているが、これが一般消費者の「モビリオ離れ」を加速させたと地元事情通から聞いたことがある。そのようなこともあるのか、トヨタはタクシー車両の車名を変えているのである。

 インドネシアでは、セダンボディは一部課税額が高くなるといったこともあり、もともとハッチバック車と多人数乗車可能なMPV(多目的車)の人気が高かった。しかし、ライドシェアが進むとMPVの人気が高まり、実際にライドシェアを呼ぶとMPVが来ることが多くなった。セダンに比べて多人数乗車が可能で積載性能に優れるMPVがライドシェアで来るとなると、タクシーよりライドシェアが選ばれることも多くなってきたという。

 このような経緯があってか、2016年にトヨタの新興国向けコンパクトMPVとなる「アバンザ」ベースのタクシー向け車両となる「トランスムーバー」がデビューした。ベースのアバンザはFR(後輪駆動)でフレームボディであったため、実際乗ってみると意外なほど「トラックムード」が伝わってきたのだが、筆者のように海外から大きな荷物を持ってタクシーに乗るときなどはとても重宝した。

 そして、時の流れとともにジャカルタ市内では、最大手のブルーバードタクシーを中心に、ほぼトランスムーバーがタクシーとして活躍するようになった。

 そんななか、2021年にアバンザがフルモデルチェンジを実施した。新型はモノコックボディとなりFF(前輪駆動)に駆動方式を変更。さらにアバンザはダイハツとの共同開発で、プラットフォームが「DNGA-B」となった。こうなると自称「タクシーマニア」の筆者は、この新型アバンザがベースとなる次世代トランスムーバーがいつデビューするのかが気になっていた。

 リモのベースとなるヴィオスは2022年にフルモデルチェンジしているのだが、「すでにトランスムーバーがここまで普及しているのをみると、新型ヴィオスベースでのリモは設定されないだろう」(前出事情通)とのことであった。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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2019年式トヨタ・カローラ セダン S
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