こんなんスバリストならむしろ検挙されたいだろ! スバル360のパトカーらしき車両が可愛すぎてヤバい!! (2/2ページ)

誕生した経緯とは

 ならば、この黒白のツートーンカラーにパトカーっぽいランプやサイレン、そしてなんとなく警察っぽい(実際はニュージーランド交通省)デカールを組み合わせたスバル360は、一体なんなのだろうか?

 それを調べるべくRMサザビーズの公式サイトを見てみても、とくに詳しいことは書かれていない。「New Zealand Ministry of Transport livery(ニュージーランド交通省仕様)」「Unlikely to catch any speeders(速度違反をするクルマには追いつけない可能性大)」などと書かれているだけだ。ちなみに出品車は4万4800米ドル(2020年5月の為替レートで約480万円)にて落札された模様である。

「いったいこのスバル360はなんなんだ……?」ということが妙に気になった筆者は、自宅のコタツに入って徹底調査を開始。すると、おそらく正解であろう答えは「ニュージーランド人同士がフェイスブック上でおこなっていた会話」から、わりとすぐに判明した。

 以下、会話の要旨を意訳のうえ引用する。

スティーブさん:このロゴは警察ではなくニュージーランド交通省(MOT)のものやね。ナンバープレートもニュージーランドの標準発行プレートですし。

ブライアンさん:たしかにMOTはアメリカンタイプのサーチライトなんて付けてなかったはずだよね。つーことはこれ、誰かが『昔のニュージーランド警察のパトカーはこうあるべきだった』みたいなアイディアに基づいて作ったモノなのかな?

スティーブさん:MOTがスバル360を所有していたとは思えんし、そもそもこの車両、右ハンドルですらありませへんがな。ワシ、当時ニュージーランドでスバル360を所有していた人がチャリティーイベントか何かのために360をMOTカラーに変えたっちゅう記事を、どっかで読んだ記憶がありますわ。

カルロスさん:それにしてもキュートなスバルやね……。

 ニュージーランドのスティーブさんがおっしゃっていることが100%正しいという証拠はない。だが諸々の状況証拠から考えると、まぁそういうことなのだろう。それにしてもカルロスさんがおっしゃるとおり、本当にキュートなスバルですな……。


伊達軍曹 DATE GUNSO

自動車ライター

愛車
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趣味
絵画制作
好きな有名人
町田 康

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