日本車王国タイのモーターショー会場は中国ブランドが台頭! それでも「日本メーカーの優位」が揺るがないワケ (2/2ページ)

慎重に大胆に戦略的にタイ市場に進出している中国系ブランド

 報道などでも触れられているが、新型コロナウイルス感染拡大が落ち着いたものの、その間の「ゼロコロナ政策」の悪影響から中国経済は立ち直りに遅れをとり、われわれが認識している以上に中国国内の経済状況は悪化しているとされている。

 当然、中国国内の新車需要も国内の報道では強気の報道姿勢を感じているが、実際は低迷傾向(乱売傾向)になっているのではないかとされている。そこで活路を海外市場に求めようということで、政府同士でも親密な付き合いがあり、自動車産業の発達しているタイのモーターショーに、中国政府肝いりで出展しているブランドもあるのではないかというのである。

 事実、タイは右ハンドル左側通行だが、展示車がすべて左ハンドル車(つまり中国仕様)というブランドがあった。筆者から見ても慎重ながら大胆に、そして戦略的にタイ市場に進出しているある中国系ブランドの関係者は、筆者から見るとそのような今回の状況に多少苛立ちを見せているようにも見えた。

 日本に比べれば、タイの首都バンコクではBEVをはるかに多く見かけることができ、よく売れているともいえるが、必ずしもこの状況がタイ全土で共通しているわけではない。

 また、BEVでは後手にまわっているように見える日系ブランドでも、トヨタやホンダなど主要ブランドはハイブリッド技術では定評があり、いまはよく売れている。日系ブランドでもプレスカンファレンスでBEVを発表するなど、「眠れる獅子(日系ブランドのこと)」の目が覚めようともしているようにも見えた。

 このようななかで、同じ中国系ブランドで「タイでもしっかりやっていきたい」と考えて慎重になっている姿もうかがえるブランドもあれば、それをあまり感じさせないブランドもあった。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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